2025年7月26日土曜日

人生の「光」ってなんだろね?「私たちが光と想うすべて」

日常が淡々と描かれている物語はどうにもちょっと苦手で
この映画も苦手な部類だろうなと思いつつも、インド映画なので観に行ってきました。
第77回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品「私たちが光と想うすべて」

夫に先立たれ、家を失いそうな女性パルバティ
結婚後すぐ夫が単身赴任に行き最近は夫と連絡がとれていない女性プラバ
イスラム教徒の彼氏がいるヒンドゥー教徒の女性アヌ
この3人の女性とムンバイを中心に淡々と日常を描いていく物語です。

女性の苦しみや生きづらさ…みたいな話もありますが、悪役が出てきて彼女たちを虐げるような展開は無し。
私なんか「アヌの彼氏絶対裏切る!」と思って観てましたが出てくる人はたいがい良い人でした。
ごめんよシアーズ(アヌの彼氏)

で、改めて「光」って何なんでしょうね、ですよ。
淡々と進んでいく映画の中で、主人公たちは一体何を「光と想」ったんだい?
まあ光と想うすべて、と言っている以上映画の中に登場するすべてが光だったのだとは思いますが
個人的には人生に区切りをつけること、
決意とかけじめとか。
現状をなぁなぁで生きていくのではなく、受け入れる・変えていく事の素敵さが鮮やかに表現された映画だったなぁと思います。

それは別に大きな変化を起こすわけじゃなくて、自分の気持の区切りなんですよね。
その先には当然、家族からの批判とか周囲からの余計な”アドバイス”とかが襲いかかるはずですが
映画ではそこまでは出てこないんですよ、そりゃ綺麗に終わりますよねーこのあと絶対バトルですよねー…という気も。
ただ、主人公ズの気持ちはもう固まってしまっているので、説得とかアドバイスを装った何かに惑わされる事は無いのだろうな。

気持ちに区切りをつけただけで現実は甘くしてはくれないけれど
ちょっとずつ変わってるんだよね、というのが、年代の違う3人の女性を通してわかっていくのも素敵でした。

私の時はそんな事許されなかったのに!とか、古くなった常識を持ち出して非常識だ!とか、言ってくれるなよ?と言われたような気がします。

2025年7月25日金曜日

鮭の南蛮漬けを辛くして食べるよ

夏にぴったりの旨辛レシピ、鮭の旨辛エスニック南蛮漬けを作りますよ。
南蛮漬けって、唐辛子部分が「南蛮」要素なのかと思っておりましたが
ポルトガルなどで食べられていた「エスカベーチェ」と呼ばれる料理が元ネタらしいです。
エスカベーチェ…最近日本でよく聞くのはフランス語のエスカベッシュのほうですが
こちらは揚げた肉や魚を酢・オリーブオイルなどに漬けて冷やして食べる、ほぼ南蛮漬けと同じレシピ。

そうなの?酢の物って昔から日本にあったのでは?
と、思ったんですけどね。
お酢の事をちょっと調べてみても、日本に伝わったのが4~5世紀、広まったのが江戸時代。と、かなり飛んでいる記述がほとんどなんですよ。
とりあえず農林水産省のページのリンクでも。 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/wagohan/articles/2208/spe8_02.html

一方で、酢の物の代表とでもいうべき「なます」については、室町時代くらいから酢のものになっていったとの記述もあり、このあたりの情報が抜けてるの、惜しいなぁと思いながら眺めておりました。
エスカベーチェと同時にマリネが広まらなかったの、不思議だなと思っていたのですが
既になますがあったからと考えると納得感が。

じゃあ、なます、マリネとエスカベーチェは何が違うのかという話ですが
食材を揚げてから酢に漬けるとエスカベーチェ…南蛮漬けになるようです。

昔はアジが定番だった気がしますが、最近のレシピは鮭。
我が家の近所の品揃えが貧弱なスーパーでも、鮭はわりと入手しやすくて助かっています。



でも切り身1個とか、足りる~?ご飯として足りる~?
と、思っていたのですが
案外しっかりお腹にたまるので満足できました。

辛さはそこまで強くないかな。
もっと唐辛子を入れてガンガン辛くすることは可能だと思いますので、次に作る事があれば、ガンガン辛くしていこうと思います。

2025年7月24日木曜日

チョコミント白くまを食べるよ

セブンイレブンから、白くまアイスのチョコミントバージョンが発売されました。
ありそうで無かった白くまチョコミント!その名も「チョコミント大好きな白くま」

白くまアイスといえば、練乳味のかき氷にフルーツが乗った美味しいアイスですよ。
それがチョコミントになるとどうなるのか?
それがこちら。



フルーツは無くなっておりますが、代わりにミント味のクリームと、チョコ味のわらび餅、ハート形のマシュマロがひとつついてます。結構サイズが大きく、容量はたっぷり245ml。結構おおきい。昨今の食品を考えると感動の大きさです。

下部はチョコミントかき氷。


ミント味の氷と、細かく刻まれたチョコが入っています。
チョコが密集している箇所があったりして、飽きさせない工夫を感じました。
かき氷部分はガリガリ君チョコミントの中身に近いものを感じますね。

ミントの爽快感はかき氷部分よりも上に乗っているクリームのほうが強め。

そしてなんといっても、チョコわらび餅がとっても美味しいのですよ!
冷凍されているはずなのに、グミのようなむちっと食感。
解凍が進むとよりぷるぷるの食感に。
え~~~~~なにこれなにこれ!

面白い。最近のアイスこんな面白い事できるの!?

来週はサクレチョコミントが発売され、今年のチョコミントがえらいことになるようなので
どれをおかわりすべきかかなり悩みそうです。
これもおかわりしたい~

2025年7月22日火曜日

アレパを作って食べるよ

我が家に、何の用途で買ったのかまるで記憶にないコーンミールがあるんですよ。
もしかして196ヵ国レシピの残り…だとしたらだいぶ古……
という気がしておりますので、せっせと消費します。

今回は、コーンミールで作るパン、アレパを作ります。

アレパとは。
コロンビア・ベネズエラでよく食される、とうもろこし粉から作る平パンのこと。

おいおい、私は196ヵ国レシピを経たから知っているんだ。
とうもろこしの粉に水を混ぜても、グルテンが入っていないからパンみたいに伸ばせないということを!

……と、思っていたのですが
アレパに使うのは「ホワイトコーンミール」と呼ばれる粉で
これは通常のコーンミールとは異なり、「ニシュタマリゼーション」と呼ばれる措置を施したものなので
小麦粉みたいな運用ができるんですって!
もしかしなくても、196ヵ国レシピで散々失敗したとうもろこし団子シリーズ、ホワイトコーンミールを使え案件でしたね。

今回はコーンミールの消費が目的のためホワイトコーンミールを別に買ってしまうと意味が無いので
デリッシュキッチン版のコーンミール+強力粉で作ります。

温めた牛乳を注ぐことでコーンミールに火が加わったような状態に………?
と、期待したのですが、全くそんな事は無く
私が購入したのは、粒は小さいけれどトウモロコシであって小麦粉ではないのだと思い知った感じです。



別に不味くはないですが、パンを期待して食べるとちょっと違いますね。
粟団子の粟、っていう感じがします。
これが……ニシュタマってないコーンミール……!!

ちなみに「ニシュタマリゼーション」は、オルメカ文明の頃から伝統的に行われているトウモロコシの”あく抜き”…石灰などで煮込むことで
この処理を行う事で栄養素の吸収率もアップするんだとか。
特にトウモロコシに含まれるナイアシンは、ニシュタマリゼーションを行わないと吸収されないので、トウモロコシを主食運用するなら必須の処理のようです。

トウモロコシ以外にも灰で煮た食べ物いっぱいあるんでしょうけれど
糖質がいっぱい摂れる穀物を、たまたま灰で煮たらパン状にしやすくなって栄養素もアップしちゃった。とか、うまくできてますよね、世界。

2025年7月21日月曜日

土用餅を探して

食べ物イベントにはできるだけ乗りたいと思いつつも
土用に関してはかなり漏らしております。
イースターもそうなんですけど、日付移動式は難しいって言うか
「そろそろ土用なんだなー」と思っていたら、ある日を境にうなぎが忽然と姿を消すんですよ。
早すぎやしませんか。

まあ私のような貧乏サラリーマンはうなぎ買えませんし、絶滅のニュースにビビってもいるので、うなぎに関してはそこまで前向きではないのですが

土用餅。
という美味しそうな餅が世の中にはあるらしいじゃないですか。
一度食べねば。と思い、行ってまいりました、遠くのシャトレーゼに。

土用餅です。


土用餅はなめらかなこしあんでやわらかい小さなお餅を包んだ、あんころ餅の一種。
赤福みたいなやつ、という説明が早いかと思います。

土用餅を探す間、いろいろな和菓子屋に立ち寄ったのですが、
今はもう涼菓がメインで、どこを見ても水羊羹や寒天ばかり。
さすがに真夏にあんこはきついのかー…私全然平気だからその感覚分からないけどーーーー

と、思っていたのですが、土用餅はかなり水分多めでつるっといけるじゃないですか。
冷やして食べたら涼菓なのでは?

ちなみに土用餅といっしょに、うなぎパンも探しているのですが
こちらいまだに遭遇できておりません。
来年はうなぎパン「も」食べたいなぁ。
まあ私夏バテしないので、多少食いっぱぐれて元気無くしたほうがいいのかもしれませんが。

2025年7月19日土曜日

レオ・レオーニ展を見に行く話

ふと気になったので、「レオ・レオーニの絵本づくり展」を見に行ってきました。
ファンかと言われると全然ファンではなく、何ならよく存じ上げないのですが
あまりにも可愛かったのでつい。

なお、かの有名な絵本「スイミー」の著者です。

「スイミー」以外にも、ネズミやワニなどの動物をモチーフにした作品を生み出しており、絵本ひとつひとつに教訓が込められている様子。
私、子供の頃そんなに絵本読まなかったからなぁ。
家から唯一通える幼稚園がキリスト教系だったので、語って貰ったストーリーで覚えているのは創世記のヨセフと士師記のサムソンですよ。
サムソンとデリラ、幼稚園児に話す内容じゃないだろう!って、今なら思うんですけど、お子様向けにデリラ不在だった気がする。
あれはあれで面白かったけど、もっとレオ・レオーニの本を読んでいれば、美術的センスとか情緒とかが養われたのでは………

と、思っていたら、会場に絵本が置いてまして
ちらっと見た本にあった、「願いを叶えるには紫色の小石が必要」という文を読んで
「この絵本読んだことあるわーーーーーーー」
と、記憶が蘇りました。
読んでいたのに、美術的センスとか情緒とかが養われなかっただけだった!
ついでに言うと絵本が伝えたかった教訓もさっぱり覚えておらず、紫色の小石にしか興味を示していなかったようで。

で、レオ・レオーニの絵本のねずみが可愛いんですわ。


グッズの可愛さときたらもうね…全部欲しい!というくらいに可愛い。
たいしてファンでもないわ…と思いながら会場入りした私、ファンになって出口から出てきました。

今後、巡回展は要チェックですねこれは。
それまでオタクパワー全開で勉強しておこう。

2025年7月18日金曜日

揚げない油淋鶏を作って食べるよ

オレンジページが揚げない油淋鶏を紹介していたんですよ。
揚げない系のレシピ、色々あるんですよね、揚げないコロッケとか揚げないフライドポテトとか。
多くを「ふーん」で通り過ぎてきたのですが、なぜか油淋鶏は気になったので作ってみました。

これが成功したら揚げないジェネリックケンタッキー、揚げない大鶏排とか色々応用効くぞ!

というわけで作成。参考にしたレシピはこちら。

油大さじ2は使うのですが、これすら惜しんでみようということで
鶏肉の皮を剥いで、まずは鶏皮だけを焼いて油を出すことに。


これでパリパリの皮ができ、油も確保できます。
油ももともと鶏肉の一部だったので鶏肉のカロリーで収まるはず。

片栗粉をたっぷりまぶしたもも肉をこの油で焼き、完成したのがこちら。

揚げない油淋鶏 with パリパリ鶏皮。

これは充分、油淋鶏ですね。
ジェネリックケンタッキーに新たな道が見えてきました。

ただやはり揚げ物よりも「弱い」のか、水蒸気にさらされるとカリカリ感が失われやすい気がします。
カットすると肉汁が出てしまって衣が柔らかくなるので
いっそ一口大で作るほうが良いのかもしれません。次はそうしよう。

良ければクリックお願いします

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりぼっち日記へにほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ