2026年8月3日月曜日

『イン・ザ・メガチャーチ』を読んだよ

今年の本屋大賞『イン・ザ・メガチャーチ』を読みました。
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イン・ザ・メガチャーチ [ 朝井リョウ ]
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さすが本屋大賞というか、面白いのはもちろんのこと、ものすごく現代を切り取った本でびっくりしました。
この本にコロナ後の世界が詰まっていて、100年後くらいに「当時の社会の雰囲気はこんな感じでした」という資料にしてもいいんじゃないかとすら思いますわ。

内容は主に推し活とファンダム経済の話で
この本が扱う推し活は、人やキャラクターを推す話だけでなく、特定の思想を支持することも含んでいるんだろうなと思わされます。
日本が危ない! も一種の推し活であるならば、SDGsもベクトルが違う一種の推し活なのだと。
何かに影響されて、価値観や生活が変わり、それに触れると幸せだと感じるなら広い意味で推し活、
そして何かに影響されて、価値観や生活が変わり、”推し”のフィルターを通して、特定の角度から世界を見ること…つまり「視野を狭める」ことが広い意味で推し活であると。

そして推し活にはコミュニティが付随している。
なので、何を推すかは、自分がどこのコミュニティに所属するかを選ぶこととわりと近かったりする。
ただこれが推し活の厄介なところだと思うんですよ。
ファンダムに取り込まれるうちに、本当に推したくて推しているのか、コミュニティから取り残されたくなくてやっているのか、わからなくなってしまう。
同じ意見の人に囲まれて、視野はどんどん狭くなっていく。

推し活にハマるのは愚かなことなのでしょうか?
少なくとも推してない側から見ると「そんなもの」に夢中になるのが信じられない。という価値観になってしまうのですが
じゃあそうやって安全圏から「そんなものに夢中になってあほらしいw」と冷笑していれば何かを得られるのか?というと、全くそんなことはなく。
作中ではむしろ視野が狭いほうが幸せ、のような主張がされている気がしました。

推し活にコミュニティが付随しているなら、何も推していない人というのはどこのコミュニティにも所属できていない、ということになってしまうわけで。
「視野が広い」人は、拠り所が無く大海原にいるような孤独感を感じている。

作中では、推し活を仕掛ける側の視点も登場するわけですが
明らかに有能で、推し活をしている人を見下し、搾取するためのプランを考える人に主人公は心の中で問いかけるんですよ
「あなたには雑談できる相手はいますか?」
と。

作中で繰り返されるのが
これからの人生に還って来るのは、これまでやってきたことよりもやってこなかったことのほうだ。
という言葉で
仕事に一生懸命取り組んだことではなく、逆に、仕事にリソースを割いた結果疎かになった私生活の部分が、人生の後半で牙を向いてくるぞと。
おお恐ろしい恐ろしい。
今までコミュニティの構築をサボっていた人が突然どこかのコミュニティに入るのは至難の業。そんな時に優しく両手を広げて受け入れてくれるコミュニティ、それは、だいたいヤベー思想なんですよね。
どうすりゃ良いんでしょうね。詰んでる。

とはいえ、推し活をすれば安泰なのかというと全くそんなことはなく
ファンダムの中の無数の誰かよりも凄いことをして、SNSに張り付いていないとコミュニティの中で固体認知されないんですよ。
無理のない範囲でそれができて、本人が幸せなら良いんでしょうけれど
身体的時間的金銭的負担を強いて、それが達成できないと「それでもファンなのか」という言葉が出てくるのはちょこちょこ見かけるかなぁ。
あと同じ思想を持っていないと弾かれるから、
コミュニティに残り続けるために、思想も支配される事があるかもしれない。
視野が狭いと、一時的に連帯感や幸福感があるけれど、熱量をどんどん上げていかないと取り残されてしまう。現状維持は許されない。

じゃあどうすりゃいいんですかと。
過度に推しにはまらず、雑談できる相手を見つけるには、友達を見つけるには。
一体どうすればいいんですかと思うわけですが
答えは出ないわけですよね。
正直、ご近所と付き合うのもある意味ギャンブルだと思いますし。

誰と、あるいは何と付き合うにしても、自分自身の思考と判断を手放さず
ほどほどの距離感を保ちながら付き合うのがベストなのでしょうけれど
それで孤独感が埋まるのか?というと多分埋まらない気がして
いやほんと、詰んでますよね、人間関係ムズカシイ。

この本がなぜ「メガチャーチ」なのかというと、日本の推し活ビジネスは、アメリカのチャーチマーケティング…教会に人を呼び込むためのマーケティングになぞらえているからで
自認無宗教の日本では、推しこそが「神」であると。

個人的には、推し活をしつつも、頭の何処かには「チャーチマーケティングに踊らされているんだろうなぁ」という気持ちを持っていたいところですが
一方で、完全燃焼できるくらい何かにはまれる人を見て、幸せそうだなぁ、羨ましいなぁ、とも思いながら
これからも一人部屋の中、インスタント味噌汁を溶かす日々を送るんだろうな、きっと。
まあアマノフーズの味噌汁は美味しいので、私はそれだけでちょっと幸せ感じられますけどね。
アマノフーズはぼっちを救う…ってこと?

2026年8月1日土曜日

大九州展に行って芋にまみれる話

銀座熊本館に長蛇の列ができているらしいじゃないですか。
私も落ち着いたら行こう、と思っていたところ、池袋東武で大九州展が開催中らしくて。
こっちでも買えるかもしれない、熊本商品が。
そう思って行ってまいりました。
ちょっと気になったものもあったので。

なんかね、見たことないジェラートが売られているらしいんですよ。
それがこちら。


月桃のジェラート(右の緑色)。なお左はたんかんのジェラート。

月桃とは一体なんぞや?
と、思ってググってみると、虫よけや防カビなどに使われるハーブらしいです。
生の葉は置くだけで効果があるとか。

一体どんな味なのか…と思って食べてみたところ、思いの外普通のアイスとしての風味が強くて…ミルク味、というか…
味はクセはない……ですが、確かに香りが、
蚊取り線香の香りする〜〜〜〜〜〜〜
これが、月桃……
確かに防虫っぽい風味してる。

お目当てのジェラートは無事食べられたので、あとは買い物するだけです。
今回も来ている芋蔵さんの甘縁棒は忘れずにゲット。
それからさつまいもと、オススメのさつまいもと、お店の人が美味しいと言っていたさつまいもを購入。


芋まみれ。
熊本商品を買うつもりで来たんじゃなかったのか。

何か熊本のものはあるか?と見回してみると
小城羊羹も出店しているのを発見。
たぶんここでしか買えない小城水ようかんを買うと、店員さんから
「地元ではこしあんのほうが人気なんですよ」
と言われ、2種お買い上げ。
あとシベリアと黒棒も。


小城羊羹は熊本だっけ……?と思ったら佐賀らしい。
募金箱があるかと期待してましたが、それもなかったし、
大変、大変申し訳ないです。
落ち着いたら必ず銀座熊本館行きます。募金もしてきます。
だから今日は芋を買わせてください。



2026年7月31日金曜日

美味しい卯の花を作りたい

子供の頃、地元の市場で売っていた卯の花が大変美味しくて大好きでした。
その思い出に近づこうとしておからを洗い、大した効果が出なかった記事はこちらにしたためております。
私の思い出の卯の花は、あれ一体何だったんだ?

あれから月日が経過して、今はあるじゃないですか。
人工知能が。
というわけで、ChatGPTに美味しい卯の花の作り方を聞いてみたところ
「ちょっと豆腐入れてみたら?」
と言われました。

………君、今までで一番有意義な発言かもしれないぞ、それ。
なおほかにも、豆乳を加えるパターンもあるらしい。

というわけで、絹ごし豆腐版と豆乳版、作り比べてみました。
工程は以下の通り。

①生おからに少し水分を足してハンドブレンダーで粉砕
※おからの粉砕は一気に行い、半量を豆腐版、半量を豆乳版として使っております。
②具材とだし、砂糖を加えて30分程度炊く、急いで水分を飛ばそうとしない
③豆腐を加える(おから100gに対して豆腐50g)※豆乳版はスキップ
④粗熱が取れるまでフライパンで寝かせる


だしと言ってもめんつゆを水で希釈したものなので、豆乳版は②で加える水分を豆乳に変更しております。
で、2種類作ってみたのがこちら。



左が豆乳、右が豆腐。どちらもひじき多めになりました。

食べてみたところ……
豆乳版のほうがなめらか!意外!

豆腐入りは白和えのようななめらかさになると予想して、よりしっとりすると思っておりましたが
豆乳入りのほうがざらつきが少ないですね。
水分保持力が高いのかな?明らかに水分が多い気がしますよ。

無調整豆乳を使ったので豆臭くなるかと思いましたがそんなことも無いし
今後は卯の花作るとき、豆乳必須だなこれは。

2026年7月30日木曜日

たべる牧場チョコミントを食べるよ

今年も発売されました、たべる牧場チョコミント。
去年も買って食べたのですが、ブログでは買った報告のみで食べた感想は書いてなかったようです。
というわけで、改めて、たべる牧場チョコミントですよ。


上から、ミルクアイス、チョコクッキー、チョコミントアイスが層になっております。
まずはミルクアイスからなのですが

ミルクアイスめっちゃ美味しいですねこれ。

……え、ミルクアイスうまっ。
たべる牧場ソフト本家は多分買ったこと無いですが、こんなに美味しかったんですね…知らなかった、そして猛烈に後悔しました。

真ん中のチョコクッキー層は、もしかしたらほんのりミント入ってる?と思う僅かなミント風味を感じました。
しっとりしたクッキーで、ミルクと混ぜてもミントと混ぜても素晴らしい。

チョコミントアイスの層は安心安定の、小さいパリパリしたチョコが入ったチョコミントアイスですね。

まって去年こんなに美味しいもの食べたっけ?
実は冷凍庫に眠ってる可能性ない?こんな美味しいの食べてたら忘れないって。
でも多分食べたんでしょうねぇ…記憶の忘却は恐ろしい。私も机さすろう。

2026年7月27日月曜日

世界のサラダを作ろうと思った チョレギサラダ

家に海苔があるからチョレギサラダを作ろう!と思いまして
ダイエットプレート韓国シリーズだー!
……なんて、浮かれていたんですけどね。

チョレギサラダ、韓国のサラダじゃなくて、日本で産まれたそうじゃないですか。
ミルクレープとか天津飯と同じですよ。
一見海外料理っぽい国産。

というわけで、世界のサラダ2品目にして既に世界じゃなくなったチョレギサラダです。


もやしと小松菜のナムル、むね肉のコチュジャン炒めとセット。
全体的になんとなく韓国風にしてみましたが、肝心のチョレギサラダ、君、韓国料理じゃないんだよねぇ…(引きずってる)

ただ、韓国に「チョレギ」と呼ばれる食べ物はあるようです。
サンチュの浅漬キムチらしいです。
おそらく「チョレギ」をサラダで上書きしてしまったし、その後しばらく時間も経ったので、本来のチョレギが日本にやってくることは…一部の本格的料理店を除いて…無いんだろうなぁ。

まあ日本料理の「カツ」も海外では違う意味になってるらしいし、そういうものだとはいえ
少し淋しいというか残念というか…
本場のチョレギも食べてみたかったなぁ。と思うのでした。

2026年7月25日土曜日

『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を観てきた(ネタバレなし)

『ちいかわ』は詳しくない、そう書いてから今までの間に『ちいかわ』を履修し、ついに映画を観に行ってきました。


おばさんが一人でちいかわ観に行って……とはあまり思わず、むしろちいかわなら大人のほうが多いだろうなと思っていたので特に不安は無かったです。
そして実際大人のほうが断然多かったですね。
私が行ったのはいつものインド映画上映館でTOHO系列ではないので、グッズやコンセッションのあるところではまた違うのかもしれません。

映画を観て、今の子供は、ちいかわがある時代で羨ましいなぁ…ってしみじみ思いました。
世の中にはちいかわは世界観がシビアだから子供には向かない、という意見もあるようですが
自分が子供の頃、どんな物語に触れてきたかを思い出すと
結構、鬼とか妖怪に追いかけられて命の危機を感じる絵本が多かったり
戦争の悲惨さ〜みたいな観点で人や動物が虐げられていたり
それらに触れて怖くて夜眠れなくなったりして
そんな自分の過去を思い出すと、ちいかわはむしろ丁度いい怖さだと思いますけどね。
演出に潜む意図が今は理解できなくても、大人になって思い出した時に「あれはそういう意味だったのか…!」と気づく事があるやもしれず、
そもそも、大人になってからふと思い出せる物語が残っているということ自体素敵じゃないですかね。

まあぼっちの大きなお友達には関係のない話ですが。
でもいい話ですよねぇ、ちいかわ島編。
綺麗に善悪を分けられない構成で、一体どうするのが正しいのか?をいくらでも話せますよね。

入場者特典、「第一弾」であることが明記されているので
特典次第では2回目3回目観に行ってしまうかもしれません。
インド映画の半分くらいしかないから、見やすいし!

2026年7月24日金曜日

レンジでパニプリが作れるらしいですよ

毎月1回作っているじゃがいも料理、7月はパニプリです。
作るのは無理だな。これは食べに行こう。
そう思って新大久保に向かったのですが、途中で
「作る企画なのに、買って食べました。それでいいのか!?」
という迷いが産まれまして。
失敗したら失敗談として載せればいいじゃないの。

などと思ったので、パニプリパパドを買ってきて、作る事にしました。


パニプリとは。
セモリナ粉とか小麦粉でできた皮を揚げて球体に膨らませ、球体の一部を砕いて中にひよこ豆やじゃがいもを詰め、スパイス水をかけて食べるインドのストリートフード。
見た目も食べ方も独特なので、和食で例えるとこれ…というものが全然思いつきません。
サイズ感だけなら鈴カステラが近いでしょうか。

生地を球体にできるのだろうか。という不安が真っ先にあるわけですが、説明書を見たらレンジでも行けるらしくて。
マジで?
レンジ料理のほうが簡単にできそうだったので、そっちで作ってみた。

レンジを回し始めると、ほどなくして生地が元気に膨らみ始めるんですよ。
作る枚数にもよりますが、10枚くらい、600Wで1分もかからないかな。
完成した生地、これはかなりパニプリ。


私はタッパーに入れて加熱しましたが、生地が膨らむ時にタッパー自体が邪魔になるので、平皿のほうが良さそうな気がしました。
あとレンジだとどうしても加熱ムラができるので、加熱済みのものを取り出し、未加熱部分が残っているものを10秒くらいずつ様子を見ながらレンチンする感じ。

このプリ(生地)の上部を砕いてじゃがいもを詰めるわけですが
生地も綺麗に割れました。
バキバキに砕かれる心配をしていましたがそんな気配は全くなく。
使ったのは箸の後ろ側。スプーンの柄とかでも良さそう。

完成したものはかなりパニプリ。


えっ、こんなにパニプリっぽいパニプリが作れるものなの!?
めっちゃパニプリじゃないですか。
もっと失敗して「ダメでしたー」となると想像していたのに。

おーい!インド料理好きのみんなー!パニプリ、レンジで作れるぞーー!!

これはだいぶ嬉しいですね。
パニプリの中身はわりと何でも良いらしいので、隙あらばパニプリ作っていきたいと思います。

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