2024年10月21日月曜日

映画を見て説教されている気分になる時もある

自分が正論だと思っている意見を述べるのは気持ちの良いものです。
同様に、自分と同意見の他人が正論的なものを述べているのも良いものです。
むしろこっちのほうがノーリスクで助かるまであります。
自己肯定感が高まるとか、優越感を感じるとか、秩序が成立するのが心地よいなどの理由付けがあるようですね。
ここに「ぐぬぬ…」と言っている相手が付いていると、優越感がより高まります。
いわゆる「スカッと」案件ですね。

これを創作物の中のキャラクターがやるケース、私はあまり好きではないです。
わかりやすい問題を作って、主人公がそれを『正論』で論破する、
論破するので主張が全部セリフになっていて、残りの人はその主張を聞いて「はっ…」としたり「ぐぬぬ」となっている場面のみ。

個人的にこっそり「説教系」と呼んでおります。
面白いは面白いけど、それって説教する側視点で優越感に浸ることの面白さじゃないのかしら…?と思ったり。

某、破天荒な教師が学園の問題を解決するドラマとか、某ふわふわ頭の男性が事件を解決する漫画とか
思い出したら古くは「大岡越前」とかこのパターンだと言える気がしますし
オムニバス形式にはわりとあるのかもしれません。


最近公開されたインド映画「リシの旅路」がなかなか説教でした。

最初から訴えたいテーマに沿った内容になっていて、最後に怒涛の説教が来るのは良いのですが
「リシの旅路」のテーマって「人生における成功とはなにか?」金銭的な成功を収めたリシが成功を再定義することなのに
説教の内容は農民の苦労についてなんですよ。
農業に感謝を捧げよという意見はまさに正論で強い納得感があるので、だからこそ私は主張について混乱してしまった感があります。
長い事で有名なインド映画なのに、説教が始まるまで前フリあったかい?

英語のレビューに「主演のマヘーシュ・バーブは作品を選べる」的な事が書かれておりましたが、私もそう思っちゃったかも。
他のマヘーシュ・バーブ作品が色々あって、そのうちの1本なら良いものの
日本語字幕付きの唯一の作品としては、映画の構成が”ヴィジャイ的”で、マヘーシュ・バーブの良さとヴィジャイの良さは同じではない気が、と、少し勿体なく感じてしまいました。

今インド映画を日本に持ってきてくれる企業さんはヴィジャイ推しのようなので
説教系がお好きなのかもしれません。
私にはハマらなかったというだけの話なので、こんな良い映画を理解できないなんて!…などと思っていただければ幸いです。


…と、あれこれ考えているうちに土曜日にはまとまりきらなかったので
月曜日に振り返って書くなど。

2024年10月18日金曜日

オートファジーダイエット1か月やった記録

世の中には色々なダイエット法があるけれど、合う、合わないはあるなとしみじみ思います。
私にとっては、食べる量を減らすよりも、いっそ食べないほうが楽だという事がわかりました。
「ちょっとだけ食べよう」の「ちょっと」がデカいんですね。

というわけで、1か月のオートファジーダイエットを行った結果




開始した時の体重が若干増えていたので、数値的には約-2kgですが
グラフを見ても、最初に一気に減った以降は増えたり減ったりの繰り返しなので、8割気のせいかなという感じです。
ただ、このまま続けると減りそうだなとは思っております。
この1か月で食べた様々な高カロリーが若干脳内をよぎりますので、反省点を踏まえてまたやろうかなと……でも年末年始はケーキ食べなきゃいけないし…来年かな(意志薄弱)


実施内容は主に以下

6時頃 朝食:主菜、サラダ、炭水化物
できるだけ鶏むね肉を食べるつもりでしたが、カレー中心になった気がします。
まあインドカレーはルゥに小麦粉入ってないので…という言い訳。

13時ごろ 昼食:主菜、炭水化物 またはプロテイン
在宅などで時間がある日は朝よりも軽めの食事を
出社の日は昼食がわりのプロテインを飲む。

運動
①リングフィットアドベンチャーのカスタムモードを約20分×週2回
これはオートファジー以前からやっている腰痛坐骨神経痛対策です

②徒歩5000歩以上
これもオートファジー以前からなのですが、ほとんど歩かない日もあったので
在宅勤務で歩く予定が無い日は朝に散歩に出る事に。


オートファジーの良いと思った点
1.食べる、食べないがはっきりしていてやりやすい
オートファジーは寝る前に猛烈な空腹に襲われるものの、食べられないルールなので食べないのだと割り切る事ができました。
もしもこれが「お腹が減った時はお茶碗半分だけ食べましょう」とかだと食べ過ぎていたと思います。
腹八分目ってどのへん?と、日々迷うメタボにとっては食べる・食べないがはっきり分かれているほうがやりやすく感じましたね。

2.食費が浮く
1食分落ちるので、その分食費が浮きます。
自炊の場合はその1食に費やす自炊時間も浮く事に。

3.生活を変える範囲が少ない
習慣を変えるのはなかなか難しいものです。
今回実施した内容は、朝食の時間はほぼ変わらず、運動も散歩を足すだけ、夕食を落としたのみだったので
やりやすかったですね。
その分成果も微妙ですが、突然大きく生活を変えようとしてもうまく行かないのは分かっているので、私にはこのくらいでいい感じかと。


オートファジーの良くないと思った点
1.血糖値爆上がり疑惑
普段、朝食を食べて眠くなることなんて無いのですが、16時間後に朝食を食べて、なんだか脳に血が上る感覚があり、食後はすっかり眠くなり
これ血糖値急上昇してません?と思うような事がありました。
前回の食事から時間が空くので、実際血糖値は上がりやすいと思います。
眠くならないためにもたんぱく質多めの食事にしないと…と思うので、たんぱく質意識は高まるかも。

2.空腹過ぎるのも問題か
とにかくお腹が空き、夜間は空腹過ぎてものごとに集中できなくなる時もありました。
それもあり、せめて少しでも朝食を食べようと思って結局大食いになっているような気もする。
あと上にも書きましたが週末にお腹が空きすぎてたくさん食べてしまいました。

なお、この1か月で最も体重を増やしたのは、
おはぎでもラスグッラでもジーパイバーガーでもなく
フォカッチャでした。

……くっ、私が好きな物はなぜこうも高カロリーなのか……!!!


長期間続けられるダイエット方法でもないのかも?と思っておりますので
今後は休憩を挟みつつ取り入れて行こうかと思います。
正月太りとかにはとても効きそうな気もしますし。

2024年10月15日火曜日

世界一甘いお菓子より甘い?ラスグッラを食べるよ

パキスタン食材店に行った際に、お菓子も買ってきました。
食べて感想も書いたのですが、何を間違えたか削除してしまったようなので
その時の事を思い出しながら再び書いてみます。

今回買ってきたのはパキスタンのお菓子「ラスグッラ」です。


ラスグッラとは。
牛乳から作ったまあるいスポンジをシロップにつけたインドのスイーツ(byアンビカ)
一説によると、シロップを吸いやすいことから、世界一甘いと言われるお菓子グラブジャムンよりも甘いと言われるとか。

それってつまり世界一甘いのはお菓子ではなくシロップなのでは……

なお私、昔グラブジャムンを食べた事があるのですが
言うほど甘いか?と思っていたのですよね。
何故なら私が食べたグラブジャムンはシロップが全然染みてなかったので
これなら内側あんこ、外側粉糖のあんドーナツのほうが甘いわと思っておりました。

もしかしたらラスグッラなら、シロップ染み染みで激甘なのかもしれません。

中身はこんな感じ。白玉より一回り大きいサイズの白いふわふわした物体がシロップに浸かっておりました。


食べてみると
これは……………………………高野豆腐ですね。食感が、やわらかい高野豆腐だわ。
噛むとキュッと音がするあたりも高野豆腐っぽさが。
小麦粉生地でなく、たんぱく質からスポンジ状のものを生成するとこうなるんでしょうか。

高野豆腐状のスポンジなのでシロップはめちゃくちゃ吸っており、シロップ味が凄い!
で、肝心のシロップが、甘いというより少し脂っぽさを感じるような…そこまで甘さがきつい、という感じでもないので、世界一は少し盛ってるかなぁ…と思うのでした。

生地自体はむしろ無味に近く、シロップを味わっている感じなので
シロップをアレンジすれば色々美味しくいただけそうだなと思います。




2024年10月14日月曜日

塩パンを買ってくる話

今、かっぱ橋で道具まつりが開催中なんですよ。
だいたい毎年行ってるんですが、今年は必要なものも欲しいものも特に無くて。
今年はパスしようと思っていたのですが
やっぱりちょっと気になるので、物産ブースだけ見てくることに。

……が、最終日は混雑が凄まじいのですよ。それでなくても道具まつりの時は激混みなのに。

それでも物産ブースの笹団子だけは買ってきました。

1個から販売してくれる嬉しい設計だったので2個だけゲット。



その後かっぱ橋はすぐに引き上げ、比較的近くにある塩パンを買うことに。
塩パンの店、pain・maisonさんです。


こちらのお店、昔はそこまで行列作ってなかった気がするのですが、ここ数年はいつ行っても大行列になっております。
でもパンなので行列の進みは早いかと。

こちら買ってきた塩パン。


手前が塩パン、真ん中がトリュフ塩パン、奥が塩パンを使ったミルクフランスです。

塩パン、あるいは塩バターパンってコロナ前に結構流行りましたよね。
個人的にはサンジェルマンの塩パンが最高だったのですが、最近は見かけなくなってしまいました。
pain・maisonはそんな塩パンブームの元祖らしいですが
わりとサンジェルマンに近い!……いや正確には順番は逆なんだと思いますが
表面パリパリ、中ふんわり、ほどよい塩気の塩パンとなっておりました。

ミルクフランス塩パンは、パンが冷えた状態になっているらしく
パリパリ感こそ無いものの、ノーマル塩パンには無いふんわり感と柔らかさがあってこっちも美味しい。
塩ミルクが美味しいですからね。塩ミルクフランスとか、そんなの美味しいに決まってますよ。
一般的なミルクフランスよりもミルク感強めで生クリームに近いのもまた美味しいですね。

これは浅草方面に行く事があったらまた買ってこなければなりません。





2024年10月12日土曜日

肉のありがたみがわからないアラフォーがいるらしい

以前にピリ辛福袋を買った時、和牛専用の焼き肉のタレが入っておりました。
なので私思ったんです、和牛を食べなければならない、と。

いやぁ、和牛なんて何十年振りでしょうか。
こう言うと寂しい人生ですが、メタボが太らない事を考え始めた時、肉は胸肉やささみになるので仕方ないっていうか……
時々高カロリー肉を摂取してますが、私自身が揚げ物好きというのもあり
和牛は優先順位低くなるっていうか…
豪華な霜降りよりも揚がった小麦粉にくるまれているほうが好きで申し訳ないというか……

そんなわけで、今回はかなり久々に和牛を食べるご縁をいただけたわけですよ。
本日ピクミンのコミュニティデイですし、12km歩いて和牛を買ってまいりました。



黒毛和牛焼肉用、ごはん(玄米入り)、罪悪感中和用キャベツを用意して
いただきます。




うん


うーん……………………………………………………
……………………………………………………………




今後の人生で和牛を買うことはもう無いかも。
残りのタレはもやしにかけて食べようかと思います。

…まあ、私の手が届く範囲の牛肉なんて安物なので
半端なお値段のものを買うくらいなら、鶏もも肉を買ったほうが
私の幸福値は高そうな気がします。

こんな日記で申し訳ないのですが、もうちょっとテンション高く美味しさを報告できると思ってました、和牛なら。
読みが甘かったです。

2024年10月11日金曜日

旨辛餃子を作って食べるよ

辛い物はよく食べておりますが、「旨辛レシピ100」を買う前は、辛い食べ物の自作ってあまりやってなかったなぁ…
と、餃子をこねながら思っておりました。
辛い餃子を作るのってどうすればいいのか?と考えるより以前に
辛い餃子を自作しようという考えすら持っていなかったわけですから。

私、実はそんなに辛い物好きじゃないのかな?
と、思ったわけですが
そういえばもともとは、好きだからというより辛いカレーを食べられるようになるためだった気がする。
あと市販のチャレンジ商品を買ってきて、どれだけ辛いのかをエンタメ的に消費するのが楽しいのかもしれない。

そんなわけで初めて、ひき肉を辛くする方法を学んだわけですよ。
まあ唐辛子を入れるだけなのですが。
今回の唐辛子量はこんな感じ。そこそこ入ります。


これをこねて餃子にして焼いたのがこちら。
底面パリっと、いい感じに焼けました。



まず餃子が普通に美味しい。
このレシピ、辛くなくても普通に美味しいの良いですね。

そしてひとくち目は結構辛い。ピリッと来ます。
辛い餃子って、普通の餃子に唐辛子を追加で入れれば良いだけだったのかと。
これは辛いハンバーグとか、辛い肉団子とか、辛いソーセージとか
今後色々応用が効きそうですね。

しかし2個目からは慣れてしまうのか、継続して辛いという感じではありません。
旨辛レシピ100は今までも常識的な辛さのものが多く、辛さもそこまであとを引かない気がしますが
これはレシピというより、使っている一味唐辛子の限界のような気がしてきました。

別の辛さを目指すためには、いくつか唐辛子をブレンドして作る必要があるのかもしれません。ハバネロなら簡単に入手できるので、導入を検討してみようかな。

2024年10月8日火曜日

エンパワーメント映画「花嫁はどこへ?」は面白い

子供の頃、素直であることが良しとされておりました。
年齢にかかわらず素直であることはとても重要な要素ですが、今思い返してみると、子供の頃に良しとされていた素直って、従順さだったよな。と思うわけです。
つまり親や先生のいう事に疑問も持たずに唯々諾々と従う事を「素直で良い子」と評されたのであって
自分の内面に正直であることも素直の一面のはずなのに、そっちは「我が強い」などとマイナスに評価されていたなと。

他人にとっては黙って言う事きいてくれる人が楽で都合が良いですからね。
私のように猜疑心が強く、二言目には「なんで?」が出て来る子供は「可愛くない」「減らず口を叩く」などと言われ放題でした。まあ説明コストがかかるので嫌だという気持ちは理解できます。



映画「花嫁はどこへ?」は、満員電車で二人の花嫁が間違えられるところから始まる物語なのですが
その花嫁のひとり、プールがまさにそんな従順な女性です。
プールは夫の勘違いにより電車に置き去りにされ、見知らぬ駅でひとりぼっちになってしまいます。
嫁ぎ先の村の名前も知らない、育った村にも帰れない、
事前に言われるがまま貴金属を夫に預け、警察は怖いぞと言われるとそれを信じて警察にも行かない。
世間をよく知らず、自力で打開する力も持たない人が駅のホームに残されて、一体どうなってしまうのか……?

一方、間違えられたもう一人の花嫁、ジャヤ。
彼女は偽名を名乗り、教えた電話番号もでたらめ、そして何やら怪しい動きをしており……?
目的は一体何なのか?
ジャヤについてはぜひ劇場でと言いたいですね。
よい映画に出会えたなと本当に思います。


物語の舞台は2001年のインド。
合理性の無い、抑圧のための慣習が女性たちを縛っているのですが
この映画、慣習が非合理であると見せるのがとても上手だと思います。
そもそも事の発端も顔を隠すベールのせいだし
捜索を依頼しているのに顔もわからないという不便さ。

そういった慣習から解放されることで物語が解決に向かう流れがとても綺麗に描かれていると思います。
男性を露悪的に表現していない(物語上ヴィランに相当する人は居る)のも良いですね。


個人的に、そして全体として人気が高そうなのが
プールを助けてくれるマンジュおばさん。
彼女は一人で生きる女性として登場するので、私としても近親感というか…おばさんほど立派な考えは持てていませんが
プールの対極にいるはずなのに、プールの考えを否定しないんですよね。
「結婚なんかやめとけ」とか「お前の夫もこうなるぞ」とか言わない。
つい否定的な言葉が出て来る私としては、このあたりもとても見習いたいものです。

「花嫁はどこへ?」は、もう2~3回は映画館で観たいですね。観ると思います。

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私もディグダが食べたい