2025年11月8日土曜日

映画『盤上の向日葵』をみてきた感想(ネタバレあり)

私、原作改変にそんなに厳しいことを言うつもりは無いつもりです。
例えば『容疑者X』の改変とか、良かったと思ってますよ。
でも、改変歓迎、とまで言うつもりは全くありませんし、原作に居ない婚約者とか出てくると「はい来たー、恋愛要素ゴリ押しきたー、うんざりだー」くらいは思いますよね。

なんなら原作は上条と東明のBLすら疑っているので、上条が結婚というのがすでに解釈違いなわけですよ。

というわけで、原作に居ない”上条桂介の婚約者”が追加された、映画版『盤上の向日葵』ですよ。


結論から言うと、めちゃくちゃ良かったです。
子役の子演技うますぎでしょう!
個人的にはこの映画、原作を読んだあとのほうが楽しめる気がします。

以下ネタバレ感想を






小説の映画化で一番不安なのは尺なのですが、『盤上の向日葵』では捜査パートをダイナミックに省略して、回想をうまく使っているし
映像で説明するのが上手なので、上条の父親を一切出さずに育児ネグレクトと虐待の説明が済んでたりします。
なので話のテンポが良く、原作からストーリーが漏れている感じはしませんでした。

原作は上条と東明のBLなどと上で書いておりますが、
原作では東明のろくでもない生き方にどうしても付き合ってしまう上条、という感じがどうにもしたんですよね。
でも映画版は、東明は上条の分身として表現されているように思えました。
上条がプロに挑む時も東明の得意戦法を使ったりしているし。

親が毒親で、環境がクソで、それでも将棋を指している時だけは生きていられたと、二人はその点で同じだったわけですね。

恵まれない環境に居た東明が死に場所として選ぶのが、唯一「人間らしい生活をした」場所、
それが女性と暮らした場所、家に帰ったら家族がいて、ご飯と風呂のある日々だったと語られるのですが
恋愛要素ゴリ押しと思われた婚約者は、「人間らしい生活」を象徴するものだったのね〜〜と、ここでようやく納得できました。
婚約者に対して上条は、自分の父親は唐沢だと語るのも良かったですね。
原作だと唐沢が一生懸命努力したのに、上条はそれらを全部蹴って、大人になって地位と金を手に入れてからも東明に引っ張られ、唐沢が報われないし、だから私にBLを疑われるんだぞという印象がありましたが
映画版だと唐沢が「人間らしいほうの父親」で、上条が考える人間らしい就職先を選んで、地位が無くなっているので毒親が人間らしさをぶち壊しに来るのも納得の行く展開だったなと思います。

で、ラストの改変ですよ。
NHK版といい、映像だとアレ禁止なんですかね?
まあ小説版でも明確にアレしたとは書かれていなかった気がしますが
映画版では明確に向日葵から背を向けて、でも警察を見たわけでもなく、視点が対局者の壬生六冠に移るんですよね。
アレさせないで生かすのは、ペナルティを受けさせるためなのかと思っていましたが
刑事へのピントが合ってないところをみると罪を償う気はあんまり無さそう。
じゃあなぜ改変したのよ〜〜
そこだけちょっと分からないかも。

あと『盤上の向日葵』と言いながら盤上には一切向日葵が咲かない『盤上の向日葵』でありました。
邦画、面白いですね。

2025年11月7日金曜日

マーラーカオを蒸して食べるよ

今後、何らかの調理器具の流行が訪れた時の私よ、よく聞きなさい。
素敵調理器具で、私の生活が素敵になることはありません。
素敵調理器具を買っても痩せません…今後画期的な商品が出ることを期待していますが今のところ痩せません。
結局、何「で」作るか、ではなく、何「を」作るかなのです。
そして、作る料理の候補にわくわくしたなら、買ってもいいかも。
楽しいから。

というわけで、今回は大好物、マーラーカオを作りますよ。
せいろで野菜を蒸すんじゃないのかですって?ああ、レンジでいいですよ野菜は。
もっとせいろじゃないと作れないものを大事にすべきなんですよ、せっかくせいろ買ったんだから!
肉まんとか!まんじゅうとか!マーラーカオとか!(痩せない)

ところで昔、山崎製パンがマーラーカオを売り出してた記憶があるのですが最近見かけず
ググってみたところ販売終了したとかしてないとか…
私はあれが大好きだったので、マーラーカオを作るときはレーズンを加えます。

で、作ってみたところ……15㎝用って書いてたのに、どう見ても、生地が多い…!
蒸してみたのですがすっかり溢れてしまい大惨事になりました。

そのせいか、まったく膨らまずに完成。



レーズンが底に沈んでしまうのは想定内なんですが…いや、このせいで熱が伝わらなかった可能性が?

途中で一部の生地をより分けてシリコンスチーマーに入れてレンジで加熱することにしたわけですが
そっちのほうが仕上がりが良かったですね。

マーラーカオもレンジで良いかも。

我が家のせいろ、生存の道はあるのか……

2025年11月6日木曜日

白いチョコミントアイスバーを食べるよ

今の季節にチョコミントが発売されるんですって!?
というわけで、ファミマ限定にて発売されました。白いチョコミントアイスバーです。
ファミマならどこでも売っているのかというと、そうでもないらしく
私は3店舗回る事になりました。駅近の大きいファミマじゃないと無かった。


こちら、青くないチョコミント…というだけでなく、なんと、チョコもホワイトチョコ!
色がどちらも白いので見た感じは全然わかりませんが、細かくパリパリしたホワイトチョコがまんべんなく入っています。
アイスはちょっと固めのミルクバー。ガリガリ君より少し柔らかいかな。
ミントの風味もしっかり感じられて美味しいです。
ホワイトチョコはミルクチョコよりもマイルドで甘いので、全体的にやや甘め。
ですが、ホワイトチョコのチョコミントも良いですねぇ。

これはホワイトチョコ使用のチョコミントでもうひとつバリエーション作れるやつですよ。いかがですか、明治エッセルスーパーカップさん。

2025年11月4日火曜日

旨辛肉じゃがを食べるよ

肉じゃがのお肉、豚肉派と牛肉派、どちらでしょうか。
よく言われているのが、東日本では豚肉、西日本では牛肉。
この結果、結構綺麗に日本を分割するらしいです。

なぜ東と西で使う肉が別なのか?という点については
「西日本では牛の飼育が盛んで〜」という理由が出てくるのですが
それじゃあ東日本では豚の飼育が盛んだったのかというと、養豚に関しては地域性はあまり無かったらしいし、
養豚が盛んそうな鹿児島(黒豚)、豚肉料理をよく食べると噂の沖縄あたりも肉じゃがは牛肉または牛豚拮抗しているのを見ると、飼育が関係ありそう感がどうにも無くて…
本当に何なのこの東西分割。
と、思わざるを得ません。

なお、旨辛レシピ100では豚肉使用となっております。
中本本店が板橋区にあるから…かどうかは分からない。


辛さはピリ辛、といった感じでしょうか。
唐辛子本体が入っているわりにはマイルドな仕上がりに思えます。
まあでも肉じゃがならこのくらいがいいかな。あんまり辛い辛いと言いながら食べるイメージが無いので、ちょうどよいピリ辛加減ですね。

いつも作っている肉じゃがの醤油部分が旨辛ダレに置き換わっているので
これが行けるなら、旨辛親子丼とか、旨辛旨煮とか、なんでもいけちゃうなぁ、と改めて思いました。
旨辛ダレ、強いな。

2025年11月3日月曜日

豆大福を買いに行く話

東京には「三大豆大福」なるものがあるようです。
というか、なんでもかんでも三大なんとかにし過ぎですわよ。
まあ、豆大福の有名店を手早く3店舗知るには便利で助かっておりますが。

三大豆大福は、護国寺の群林堂、原宿の瑞穂、泉岳寺の松島屋の3店舗。
うち、群林堂は食べたことがあります。
私、原宿なんてナマステインディアの時以外近寄らないのですが、たまたま近くに行く用事があったので、このたび瑞穂の豆大福を買って来ました。



営業時間はなんと9時〜12時という短さ。12時前に売り切れたらその時点で終了。
行った時間が11時を過ぎていたのでヒヤヒヤしておりましたが、行列もなく無事に購入することができました。でも残りはわずかだったかも。
群林堂との比較になりますが、大量購入者を見かけなかったのが大きな違いかもしれません。

買ってきた豆大福がこちら。



持った時点で柔らかい。餅がとにかく柔らかい。
そして、あんこがなめらかで美味い!!!
柔らか餅となめらかあんこで、溶ける…溶けてゆく…!
餅と豆に若干塩気があり、味の引き締めになっております。
なんでも店主は岡埜栄泉で修行されたらしいです。こうなると岡埜栄泉の豆大福も食べたくなってくるわけですが、岡埜栄泉いっぱいあるのでどこのが良いんですかね?

群林堂と比べて味は…と、言いたいところですが、
群林堂を食べたのもだいぶ昔なので覚えておらず、群林堂もリトライしないといけない気がします。
三大◯◯の2個を制覇したら、残り1個も行かないといけませんね。

2025年11月1日土曜日

30年前のトレンディな映画『DDLJ 勇者は花嫁を奪う』

海外の映画が日本にやってくる時、映画についた邦題はなにかと話題になりがちです。
インド映画ならすぐに「踊る◯◯」になりがち。とか。
そこにきて今回の映画は、最初に日本で公開された時の放題が
『シャー・ルク・カーンのDDLJラブゲット大作戦』

日本の公開が1999年で、その頃私はインド映画は見て無かったので、当時の反応は分からないものの
映画館内で漏れ聞いた話によると、結構邦題に反発があったとか。
その映画が邦題を新たに、『DDLJ 勇者は花嫁を奪う』として1週間限定公開。
これ、見たかったんですよねぇ。



で、見た結果。
…………これは、『ラブゲット大作戦』、そんなに悪い邦題じゃなかった気がする…

というのも、主人公のラージ(シャー・ルク・カーン)がけっこうなお調子者で、あまり力に頼るタイプではないので、私はあまり勇者ってイメージ無いかも。
運動ができる事がアピールされていたけれど勉強はからっきしで、不良…と言う程でもないもののちょい悪で、
ああー90年代ってこういう主人公多かった気がするーーーーー
という、妙に懐かしい気持ちになりました。
ただこのヒーロー像、当時はたいへん斬新だったらしく、
DDLJが売れに売れて王道になってしまったために普遍的に見える現象が起こっているようです。

ストーリーは、ロンドンで暮らすインド人のシムラン(カジョール)は親が決めた知らない人との結婚が決まり、結婚前に1ヶ月間、ヨーロッパ旅行に出かける。
その旅行でラージと出会い恋に落ちてしまい、親が決めた結婚を阻止しようとする。

ラブストーリーは割と長期間楽しめるものの、30年前の映画を今見ても十分楽しめるって凄いですね。
と同時に、2020年を過ぎても新作インド映画の中に、頑固オヤジや親が勝手に結婚を決めて知らない人と結婚する話が登場するのも凄いというか。
社会があまり変わっていない事も思い出させてくれますね。

初見で今見ると、興奮というより王道ものを見たなぁという安心感のほうが強いんですよね。
これがインド映画のゾルトラークかぁ〜
という気がする。

2025年10月31日金曜日

栗スイーツを食べる話

以前、別のお菓子を買うために諦めた栗どら焼きがありまして
あれを食べなければとずっと思っていたんですよ。
そして買ってきたわけです。

あれ、確か2年くらい前だったよね?と思ってブログを振り返ってみたら
4年前に一度買って食べていたらしくてショックを受けました。


食べたことあったのかーい。


しかしこんな事もあろうかと…っていうか、たまたま隣に売っていたので
今年はカステラも買ってきたんですよ。
森幸四郎の栗カステラです。
4年後の私、これ食べたの覚えておいてね!


しかし栗カステラってどういう事かしら?
中にカットされた栗とか入ってるのかなー?と、思ったのですが
見た目はどうも普通のカステラっぽい。


味は………


普通のカステラっぽい………


あれ?


私がバカ舌過ぎて栗の風味を感じられないだけかな。
食べ比べとかしたら「栗だ〜」って思うのかもしれません。
あるいは、私が買ってきたものだけうっかり栗抜きになってしまったとか?
いやそんなはずは無いか。


でもしっとりしていて美味しいカステラでした。うまうま。
これで今年の秋は満喫できましたね。

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テプラを作って食べるよ