…と言うと色々誤解を生みそうですが
時の権力者が、その権力に物言わせて、ルネッサンスとかいうありえない時代の美品を収納・保存しているあの空間がとても素晴らしいと思っておりましてね。
……これも怒られそうですが。
いや怒られてもいい、権力!金!贅沢!その残り香を体験するために、下卑た笑いを浮かべながら向かいました。ぐぇっへっへ。
印刷博物館:名著誕生展 ヴァチカン教皇庁図書館Ⅲ+
VRシスティーナ礼拝堂付き。

Ⅲと付いている通り、3回目の開催になります。
12年に1回くらいのペースで開催されているらしく、1回目の開催は2002年。
私が以前に行ったのも12年前らしい………12年!
その時もシスティーナ礼拝堂見た記憶があります。
まあシスティーナ礼拝堂は何回見てもいいですからね。
開催地が印刷博物館だけあって、宝飾品の類ではなく本の展示になっております。
なんだぁ~、本かぁ~
…と、思うなかれ、本もバチカンクオリティになっております。
まだ印刷物が無い時代、1ページ1ページ職人による手書きで書かれた本。
以前の展示では職人による再現動画もあったのですが、1文字を書くにも時間をかけ、職人の技が駆使される様子に感動し、「ミスしたらどうするんだ…」という緊張感に手に汗を握りながら見た記憶があります。
アクション映画よりハラハラしました。身に詰まるというか。
そうやって完成した本が贅沢でない訳がない。なんなら金箔?もついてるし。贅沢。
その後現れた活版印刷を見ていると
「人の手で書かれた文字は温かみがあっていい。活版からは誠意を感じない」
などと言いだす人的リソース搾取老司祭とか、居たんだろうなぁ。(当時の活版も結構大変だと思うけど)
…みたいな妄想が捗ります。
時代は変わっても人間がやる事は変わらないんだって『火の鳥』にも書いてた。
3回目のテーマは「名著」
名著とはそもそも何か。という定義から始まり、バチカン図書館所有の貴重本がずらりと並びます。
もうひたすら本、本、本。
自由に読める訳ではないので本の概要を確認して、装丁やページを眺める感じ。
紙の本…物理的な意味での本好きにはたまらなそうです。
なお、印刷図書館の館長は京極夏彦なので、開催の挨拶文も京極夏彦が書いたもの。
小説テイストでは無いので至って普通の文章なのですが、ちょっとお得感があります。
ミュージアムショップにも『姑獲鳥の夏』売ってます。
VRシスティーナ礼拝堂は、客席を囲うようにカーブを付けた壁面スクリーンに映像が映し出されるタイプ。ミニプラネタリウムみたいな。
立体的…という訳ではなかったものの、なぜか臨場感が凄くて。
VRってゴーグルとか無くても成り立つんだな、と感心しておりまた.
最後の審判が16K映像で見れて良かったです。
次はまた……12年後くらいになるのかしら。
長いな。
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