2025年2月24日月曜日

ラジニカーント主演映画「ジェイラー」を見て感情がおいつかない

インドでは感情は9つあると定義されており、その9つの感情が全て入った映画こそがマサラムービーである…と、どこかで見かけた気がします。
ひとつの映画に色々な感情を入れこむのは難しいですが、インド映画の長尺なら入ってしまい、
あらゆる感情を詰め込まれた結果、温度差で風邪ひきそうになったのがこちら
インド映画のレジェンド、ラジニカーント主演の「ジェイラー」です。



引退した元看守のムトゥ(ラジニ様)には警察官の息子がいる。
息子は密輸組織を追う過程で行方不明になり、ムトゥは復讐のために立ち上がる……のだが、
だが、ですよもう。

インド映画ではわりと復讐は正義…というか、正義でなくても正当みたいなニュアンスが強いなと感じておりますが
ジェイラーはどうなんだ、どっちなんだこれは。
あまり悪と正義とか考えないほうがいいのかもしれません。どっちもぶっ飛んでます。
アクションは少なめですが、個人的には少ないアクションのほうがより凶悪な強さを感じましたね。
「ジェイラー」のラジニ様はアクションするより、拳銃でバンバン撃たれてるのに謎の力でかすりもせず、不適な笑みを浮かべて悠然と立ちつくしているほうが似合ってます。
そしてアクションの必死感が無いと余計に悪く見えるのかも。

そんな正義なのか悪なのかわからないラジニ様が強大なパワーであらゆる物を薙ぎ倒していく中、物語後半がいきなりコミカルに振れるんですよ。
ラジニ様は前半から引き続き渋いんですが、登場キャラが一気に濃くなる。
笑っていいのか慄いていいのか分からない。

そして続々登場する豪華な特別出演。
驚いていいのか怯えていいのか分からない。
最終的に「ひえー」とか「おわー」しか言えなくなって、そんな話になる???と翻弄されて映画館を出てきました。

ちょっと1回では処理しきれそうに無い。

特別出演の方々も、ジャッキーシュロフ以外は私は分からなかったので
もっとインド映画に詳しくなって観たらより面白いんだろうなと思います。

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