映画「RRR」の公開とディワリですっかりインド熱が高まっているところにこの展示ですよ。
大航海時代の展示の時から行くとは言っていたわけですが、鼻息も荒く駆け込んで参りました。
オリエント博物館、ヒンドゥーの神々の物語展です。
ヒンドゥー教の宗教画って見たことありますか。私はあんまりないです。
神様の立ち絵はいくつか見たような。
でもそうではなく、ガンガーの降臨を受け止めるシヴァ神とか、ドルヴァの前に現れたビシュヌとか、
聖典の物語の一部を絵にしているものが見れるんですよ。
珍しくないですか?
…いや、もしかしたら私が知らないだけで、閲覧の機械はたくさんあるのかもしれませんが、私にとっては珍しい。
食い入るように見てしまいました。
なお、上記で記載のインド宗教画は19世紀後半〜20世紀初頭のものらしく、他の展示も比較的最近のものが多く、かなり西洋画の影響を受けている様子でした。
それこそヒンドゥー教成立間もない頃の絵とか見たかったのですが、絵画禁止のイスラム教の支配を受けていた時期もあるので、
権力者の庇護を受けられず、絵が残らなかったりしたのかしら。
絵画より立像に重きを置いている雰囲気もありそうだし。
ヒンドゥー教は多神教ではあるものの、神様の数自体はそこまで多くは無いのですが、
代わりに1人の神様が10の化身を持つなど、吸収合併の痕跡が濃く見受けられます。
そのためか、どの神様の絵なのかちょっとわかりにくい事が。アトリビュートもないことが多いし。
そのうち見分けられるようになると思って、絵画を見続けるしかない。
きっとなる…!
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