2021年6月29日火曜日

主人公はいい奴じゃなくても面白いと思う話

コロナのあおりを受けて映画館では見れなかった映画、「エジソンズ・ゲーム」を見ました。

一流の出演者、監督としてスコセッシが関わる凄そうな映画なんですが
ちょっと演出が微妙に感じましたかね…

例えば冒頭で「ウェスティンハウスは天然ガスに投資した」という説明が出てくるんですが、その後天然ガスに関する話が挟まるわけでもなく、交流送電の話してるし
会話がぶつ切れで、何の話してるのか全然分からなかったり。
全体的に駆け足気味なところがある気がします。

後でWikiを見たところ、作成にあたって色々あったようですね…本当に、色々。
まあ仕方ないのかな。
でも後半は相関図も分かってきて理解はできるようになりました。

で、この映画、おそらく主人公はカンバーバッチ演じるエジソン。
映画では大体主人公というのは補正がかかっており
銃弾は当たらないし特別な力を発動しちゃうし奇跡は起きるものなんですが
エジソンは全くそんな事ないんですよね。
気分屋で癇癪は起こすしネガキャン激しいしポリシーは曲げるし
まるで敵役のような感じです。
途中から登場するニコラ・テスラのほうがよほど主人公っぽいです。

個人的にはこういう癖の強い主人公、わりと好きなほうなんですけどね
レビューを見るとエジソンがトリッキーだからという理由で評価がいまいちの人も多いみたいで、難しいもんだなと。
単純なヒーロー、エジソン勝利!ではなく、電気椅子のエピソードも含まれているので
電気は明るいことだけもたらした訳じゃないんだよっていうことも含めて伝えたかったんだろうなと思います。

……本当に、色々あったらしくて深堀りできていない気がするけど。


余談ですが、ニコラ・テスラ役の俳優さんがたいそうイケメンでございます。
実際のニコラ・テスラも相当なイケメンらしく、
8カ国語を操り詩は読むし哲学も極め今でも名前を残すテラスコイルや単位にも名前を残す大天才
…なのに、晩年はほぼ無一文で孤独死しているそうです。

この高スペックイケメンですら孤独死するとは…
世の中ハードモード過ぎて怖い。

0 件のコメント:

良ければクリックお願いします

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりぼっち日記へにほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ