2019年5月23日木曜日

ひと昔前のパソコンの偉人思い出話

先日の、ソニーとMicrosoft提携で思い出した話。
あの話を見かけた時に、「いいぞGAFAを倒せ」という意見を見かけて
時代が変わっておる…と衝撃を受けました。

何かって、GAFAはここ10年ほど大絶賛されていた企業なんですよ。
iPhone3や4あたりのジョブズは神のごとき褒め称えられようで、
どうしてジョブズはそんなに素晴らしいのかを解説したベタ褒め本が何冊も出て
Appleは神企業、日本にはそんな企業ない!と
とにかくすごい褒めっぷりでした。

私はその熱狂を見て、さらに15年ほど前のもう一つの熱狂を思い出していました。
それがWindows95発売を契機としたMicrosoft礼賛です。
昔はあれが全部「Microsoftは凄い企業!ビル・ゲイツ天才!神!」だったんですよ。

マジでマジで。

大学時代の講義で「ビル・ゲイツがいかに素晴らしいか」を纏めたビデオを3本くらい見た気がします。
ビジネス書にもビル・ゲイツ、Microsoftの文字が躍ってました。

マジでマジで。
20190523.jpg
Amazonより、すごすぎて大統領になると言われたビル・ゲイツ。


WindowsXPが出るまでは讃えられていたような気がします。


2000年頃から、Microsoftへの文句が聞こえ始め、
今Microsoftを褒めてる人おる?
って状態になってる気がします。
当時Microsoftを否定する人なんてマカーだけだったのに、お前も、お前もか!そして私もだ!という状態ですからね。


その少しあとに注目され出したのがAmazon。
「ロングテールの法則」が大ヒットとなり、Amazon凄い!になりました。
80対20の法則を覆す ロングテールの法則

ベゾス氏個人にフィーチャーした本はそんなに出てないかも。


そして検索で世界を制したGoogle、
Googleはサービスインからしばらく「凄い」の声はあまり聞こえなかったように記憶しております。昔は確かにYahooのほうが優勢だった。
それが気づいたらひっくり返って、そこから先はあれよあれよ。
ついには「ググる」という動詞にまでなってしまいました。
今となっては「Googleの入社試験」とか人気じゃないですか。
あれも昔はMicrosoftだったんですよ。
ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?



そしてiPodで殴り込みをかけてきたApple、
気が付いたら音楽提供会社になってた。
と思ったらスマートフォンという未知の端末を持ってきた。
この時流行った単語が「イノベーション」


Facebookは日本ではそこまで流行ってなく、本もノウハウ本が目立つようですが
インパクトのあるザッカーバーグ氏の本が1冊ありましたね。


サービスや商品が誕生し、普及していく段階で散々讃えられたものは
充分に広がると手のひらを反して罵られるようだ。
というのがここ25年くらいで学んだブームです。
まあ何事もブームになると反動が来ますけどね。

そんなわけで、GAFAがそろそろ罵られる側になったんだなぁとしみじみ思いました。
次はNetflixが持て囃される…か?

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