2026年4月18日土曜日

物乞いvs億万長者、1000億ルピーを巡る戦い『クベーラ』を観たよ

4人の物乞いは、大企業の手によってペーパーカンパニーの社長に仕立て上げられ
政治家への裏金の送金が済んだら始末される…はずだった。
が、アクシデントで1人の物乞いが逃げてしまい……



これはショーシャンクか?ショーシャンクみたいな感じになるのか?
主の裁きは下るいずれ間もなく?

と、一瞬期待したわけですが、主人公の物乞い、デーヴァがなんというか人懐っこくて
裏金送金プロジェクトのリーダー、ディーパクを盲信しており
せっかく逃げ出せたのに「ディーパクさんのところに戻る」とか言うんですよ。
このインド映画らしい人懐っこさ。何が起こるか分からない展開。
今回も楽しい映画が見れました。

公式によると「マネーゲーム」らしいですが
ググってみるとマネーゲームって資金の投機的な運用らしく、私としても為替とか見て数値に一喜一憂してるイメージがあったので
『クベーラ』はずいぶん物理に寄ったマネーゲームだな…という感じがしました。

主人公デーヴァは幼い頃に親を亡くし、教育を受ける前に物乞いの元締めみたいなところに捕まってしまったので
億万長者と投機で勝負できるはずがなく。
しかしデーヴァは置かれた環境の中で工夫を凝らし物事を解決するのがかなり得意。
あの手この手で追手を掻い潜り、なんと無事に!ディーパクさんのところに!
戻って来る…来ちゃダメじゃないのかーーーーー

なおディーパクは第二の主人公とも言える存在で
インド中央捜査局(CBI)に勤めていたものの、大企業の不正を暴いた事で無実の罪を着せられ投獄。
もともとは正義の人ながら、国と司法に裏切られたと思い企業の下僕になった人なので
作中では「悪」側の人物ながら非常に信頼のおける人物だったりします。
デーヴァが頼るのも頷ける。

そんな二人がペーパーカンパニーに預けられたお金を巡って追ったり逃げたりするわけですが
じわじわと追い詰められていくのはデーヴァよりむしろディーパクのほうで
社会の事をよく知らず、それゆえ献身的なデーヴァと
色々理解しているが故に利己的な判断をしてしまうディーパクの対比が象徴的でした。

上映時間は3時間と結構長いんですが
それでも尺が足りないと言わんばかりにラストが駆け足だったのがちょっと残念でしたかね。
あと終わり方それでいいんかと思わなくもない。
けれど、これは前も書いたけど、日本とインドで感じ方違うのかもしれないのでなんとも。

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