忘れもしません、最初に自作したピザは、何を間違ったのか生地が緩くトマトソースを乗せると、トマトソースの水分でさらに生地がグズグズになり、穴が開き
形容しがたい何かが生成されたことを。
…自作ピザって難しいと思うんですよね。
自作が難しいうえに、買ったほうがメタボ好みの味付けだったりするので
上達しようとも思わず放置しています。たぶん作れません。
そんなわけで今回の旨辛レシピ、一応市販のピザクラストを使うとはいえだいぶ不安でした。
なにせ生トマトがそのまま乗る。
加熱したら絶対水分出るやつじゃないですか。
実際、焼いてる途中でだいぶ水分が出てきてかなり心配でしたが
いっぱしのピザのようになりました。
おお、市販ピザクラストは水分に強い。
味付けはほぼ塩を振ったのみで、大丈夫なのかと心配しておりましたが美味しいですね。
辛さは感じるものの、卵のおかげでだいぶまろやかになるので、辛いのが好きな場合は卵じゃなくてチョリソーに変えるとかありなのかもしれません。
ちなみに一説によると、昔のピザは揚げて作ったらしいですよ。
石窯を組み立てて焼くより揚げるほうが調理が楽だから。
…と、言われれば確かにそうで、石窯で焼くピザはかなり高度な食文化の結果なのですね。
そう思うとマルゲリータが一気に意識高い系に見えてきますね。
揚げピザはイタリアの”パンツェロッティ”、スコットランドの”ピザ・クランチ”など、今でも残っております。
コリン・ジョイスの『「イギリス社会」入門 日本人に伝えたい本当の英国』によると
スコットランドがイタリアでサッカーの試合をする時に「お前らのピザを揚げてやる」という煽りがある、と書かれておりましたが
イタリアにも揚げピザあるじゃないですか。
パンツェロッティは知名度が低いのか、パンツェロッティのことを煽り返されているけどノーカンの可能性とか……?
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