2024年8月30日金曜日

世界で最も美しい船を見に行ってきた

イタリア海軍の練習用帆船アメリゴ・ヴェスプッチ号が東京に寄港しており
一般開放をしていると聞いたので見に行って来ました。

埠頭に到着し人の流れについて行くと、ビジターセンターのような所で皆様待機されていました。
さすが夏休み子供が多いわ…と、思っていたら
引率の人がやってきて「グループに分かれて」などと言っていたので、どうやら学校か何かの見学会の集団だった模様。

…あれ?じゃあ一般の受付は?
もしかして全然見当違いの所で待機してる?
と、不安になりスタッフさんに聞いてみると「悪天候のため受付が開始されてないです。開始時刻とかわかりません。」とのこと。

仕方ないのでそのまま待機を続けたのですが、何のアナウンスも無いまま20分経過。
別のスタッフの人に確認してみたところ、
「受付?開始するかどうか分かりません。我々何も聞いてません。イベントが1時間前倒しになった事も告知無しだったんですよ?
だって、イタリアですから!
と、にこやかに…いやむしろドヤァと言うべき自信あふれる笑顔で回答がありました。

つまり……一切未定ってこと?

これは午後まで待たされるか?そこまで待って中止コースも視野にいれておくべきか?
………帰るか?
ここまで来て、船見ないまま帰るか?

と、色々悩んでいるうちに、待機している人も私くらいしか居なくなってしまったので、悩んだ末帰ろうと外に出たところ
外にめっちゃ人並んでたーーーーーーー受付も始まって待機列出来まくってた!
いやほんと、受付始まったとか、何も言ってくれないのね。
というわけで、列に並ぶことさらに1時間。
ようやくヴェスプッチ号に乗船できました。



改めて、アメリゴ・ヴェスプッチ号とは
1930年建造、1931年浸水、3本マストの帆船で、現在は、未来の士官たちの訓練船として働いております。
18世紀の戦列艦をイメージしたという美しいフォルムよ…やはり帆船はロマン。

見学は甲板のみのようです。
特に本日は天気があいにくで頭上はシートで覆われており、マスト部分が全然見えず、見学ポイントが若干削がれている気がしました…残念。

でも甲板だけでも美しい。
こちらイタリアカラーの紐がついた鐘とか



船のモットーも発見できました。


「始める者ではなく、続ける者が成す」
ダ・ヴィンチの言葉と言われており、アリストテレスが言ったとされる「良い始まりは成功の半分」への返答と言われております。
アリストテレスは腰が重くて、ダ・ヴィンチは飽きっぽかったんでしょうかね。
両方を兼ね備えている私からするとどっちも頷ける言葉です。

特にモットーはまさに今日の私、待ち続けた私…!
などと気持ち悪い同調をして眺めておりました。


あとは船首に輝くはずのアメリゴ・ヴェスプッチが見たい!
というわけで船首方向に移動。



あっ!



これだー!

思ったより小さい!思ったより輝いている!
90年以上運用しているとは思えない輝きですね。
最近取り替えたのかな?とか、毎日拭いてるのかしら?とか
大人になるとこういう事が気になってきて我ながら寂しい気分です。

待ち時間とか色々、思うところはあったものの
その分、忘れられない体験ができました。
さすがイタリアですね!(ドヤァ

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