当時は小豆だけでなく、野菜を詰めたものも普及していたようです。現代の中華まんに近い感じですかね。
狂言や落語のネタとして親しまれ、割と身近な和菓子だったにもかかわらず、どういう形でまんじゅうが今のような形になったのかは分からないとの事(※)
重曹が一般化するのは、そう古くないので、ソーダ饅頭、いわゆる小麦粉皮の中にあんこを詰め、蒸して膨らませるまんじゅうが一般化したのは、近代以降の可能性が高そうかなと。
今回作るのは「利休まんじゅう」で、千利休が好んだのが名前の由来になっているものの、
レシピとか和菓子の歴史を鑑みると、本当に16世紀に砂糖入り、小豆が入ったソーダ饅頭をお茶請けにしていたのか?と首をかしげたくなります。
が、辻調が「利休がお茶請けにした」って言ってるんだからしたのでしょう。
そしてこれを作るのが結構難しかったりするんですよ。
皮の量が少なくて、あんこがはみ出がち。
市販のまんじゅうも底面はあんこが透けてたりしますから、そこまでシビアには気にしないことに。
キッチンペーパーを切って、まんじゅうの下敷きにします。
これを蒸し器に並べて蒸していきますよ。
完成したのはこちら。
ちょっとボコボコしてしまいましたが、元の生地からボコボコしていたのでまあこんなもんかな。
蒸したてのまんじゅうは美味しいです。
もうちょっと表面綺麗に仕上げたいですね。
※ちくま学芸文庫「和菓子の歴史」青木直巳
0 件のコメント:
コメントを投稿