2022年3月21日月曜日

宝石展に行く

皆様にとって宝石とはなんですか。宝石をどのように認識されておりますか。
私にとって宝石は、鉱物5:権力5位の割合でしょうか。
彼らは鉱物なのですよ。特別な鉱物。地球が生み出した美とそこに神秘性を感じる人類。
と同時に、金と権力の象徴。
中世の王侯貴族が時の権力にものを言わせて作った暴力的なまでに贅沢な装飾品を見るのは大好きです。
なので、自分でも手が届くように細かく砕かれたものはあまり興味がないというか…
最近の宝飾品は小さくてキランキランしているものが多くて、技術の進歩や美しさは感じるんですけど、金と権力の匂いを感じないんですよ。
あ、宝石に金と権力の匂いとかやめろという意見は至極真っ当だと思います。

というわけで、国立科学博物館で宝石展ですよ。
科博の宝石ですよ。
まず地層の説明から入るあたりさすが科博という感じです。
そういえば高校生の頃地学勉強したいと思ってたっけなー。
入り口は宝石の原石がごろごろ。セーブポイントみたいな水晶も置かれてました。
こちらは人間より大きい紫水晶の原石。何らかの理由で壁を掘っててこれが出てきた時の心境とかどんな感じなんでしょうね。

お次は宝石のカット。
これにに関しても、屈折率とプリズムの話をぶち込んできて、キランキランしてるとかいう浅いdisをしていたことを恥じたい気持ちになりました。
宝石カットは、科学だ。
……でも反射が激しすぎて宝石の色とか形とか見えにくくない?と、まだささやかな抵抗をしてみる。

産地によって宝石の色や透明度が若干違うと展示されてたんですけど
私にはまったくわからない…
というか、そもそもスマホではあまり綺麗に撮れないですね。


こんな明るくはなかったはず。

なお、宇宙にはあまり宝石が無いらしいですよ。
宝石がある稀有の星、地球。と紹介されておりました。
これは………宇宙人が地球の宝石欲しさに攻めてくる設定で物語が作れるかもしれない!
と、思うあたり我ながらオタク脳だなと思います。
希少価値に酔いしれてうっとりすればいいのにね。

そして撮影禁止の最終エリアに、ありましたよ。権力が。
王侯貴族の豪華な宝石がゴロゴロと!
ウェリントン公爵のシャトレーヌウォッチが最高に素晴らしかったです。
なぜ写真が撮れないのか…グッズにもなってなかったんですよ。せつない。

トータルで、鉱物としての宝石、カットの技術、デザイン性、富と権力と非常にバランスの良い宝石展でございました。
さすが科博。
いやぁ、いいもの見させていただきました。

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