2021年11月6日土曜日

早速の「わんわん物語」実写版を見るよ

地味に観たかった実写版「わんわん物語」を観ました。一緒に、一度も観たことが無かったアニメ版「わんわん物語」も観ました。
実写版のほうは賛否両論らしいですが、見た順番のせいかなー、私は実写版のほうが好きでしたね。


実写のほうが28分長く、それゆえかテンポが悪いように言われているんですが
レディとトランプの交流がしっかり描かれてたり、赤ん坊が生まれてレディが疎外感を感じる様子が丁寧に描かれてて良いと思いますけどね。

あと、アニメ版より実写のほうが色々毒気が強い気がしましたよ。
アニメ版のトランプただのいい奴ですし、セーラおばさんもマイルドな感じ。

大きな違いは、アニメ版ではほぼモブのような扱いだった野良犬捕獲員が
実写版では「エリオット」と名前を与えられ実に見事なヴィランに昇格しているところでしょうか。

気持ち悪いくらいトランプの捕獲に執着しており、昼間はもちろん夜間にもトランプを追いかけて他人の家や職場に押しかける狂気の社畜で
誰がみてもわかりやすく嫌な奴なんですけどね
彼がトランプを追い詰めた時に、ポロッと「イカれてると言われてきたが、これでどう思われるか」みたいな事を言うんですよ。

ああー私このヴィラン好き。
嫌いだけど好き。って、思ってしまいましたね。

昔はこの人も職務に忠実な一人の新入社員だったんだろうなぁ。
それが賢い…実写版は特にずる賢くなっているトランプに翻弄されて
もしかしたら周囲から「犬一匹捕まえられない」とかバカにされたのかもしれない。
そんな妄想が瞬時に湧き上がってきましたよ。
わかるよ、嫌がられるのわかっててもやらなきゃいけないこととかあるもんな。
子供の頃なら一切共感しなかったであろう、会社員の悲哀を勝手に感じましたよ。

……こんな感想持ちたく無かったかもしれない…


どちらにも共通して分からないのが、
野良犬であることの利点をあれだけ強調していたトランプが最終的に飼い犬に収まる事なんですよね。
あれだけ自由だ冒険だと言っていたのは、一体何だったんだろうと。
そこだけちょっと気になりますかね。
アニメ公開当時の価値観はさすがに分かりませんが
実写版ではエリオットの存在がここでも有効になるのと、トランプにちょっとした設定が付け加えられてて
そこのフォローも流石だなと思いました。

でもしばらく考えるかも。

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