2021年9月2日木曜日

映画「フリー・ガイ」が名作だった話

ライアン・レイノルズ主演の「フリー・ガイ」が面白いんですよ!
予告映像と本編のイメージが違うというのはわりとよく聞きますが
「フリー・ガイ」も若干その分類に入れて良いのではないかと思います。
あらすじも別に間違ってない。
オンラインゲーム「フリーシティ」のNPCであるガイ(ライアン・レイノルズ)が、ある日、「サングラス族」の美女に一目惚れしてしまい、彼女と同じサングラスをかけてみる。
すると世界のメタ情報が見えるようになり、自分がゲーム内の人物だと気がつく。

紹介では、そこからガイはヒーローになる…となっており、確かにヒーローではあるんですが
映画の主張としてはモブキャラ称賛、ひいては、有名じゃなくても懸命に働いている誰か、世界を支える数多の労働者への称賛のように見受けられました。

映画の中のNPCは、プログラムに従って動いている、つまり、誰かに存在意義や目的を与えられている存在ですが
そんな毎日を疑い、ルーティンを疑い、自分の意思でやりたいことをやること。
また、プレイアブルキャラクターから見ればNPCなど背景の一部にしか見えていないかもしれないけれど、NPCが居ないと世界は成り立たず、クエストも進まず、経験値もアイテムも入手できない。
普段どれだけNPCにお世話になっているかを考えさせられます。

モブキャラが「何者か」になろうとする話というより、仮に他人の人生と比べて非凡なところが無いとしても、たとえレベルが低くても
素晴らしい1日を送るには別にヒーローである必要は無いし
ヒーローの”戦利品”として女性が付いてくる事もない、新しいヒーロー像を見せてもらった気がします。
…まあ、親友や親しく付き合える近所の人は必要らしいがな!

コミカルで真面目なガイのキャラクターにライアン・レイノルズが超はまっているのは言うまでもなく、
今作のヴィランであるタイカ・ワイティティもはまり役で素晴らしかったので
これはもう見て欲しい、みんなに見て欲しい名作。
おすすめできる相手も居ないのでブログに書いておきます。

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