2021年6月12日土曜日

フルーツサンドの思い出を上書きしたい

最近フルーツサンド流行ってますよね。萌え断とかなんとか。
私もフルーツサンドを食べた事があるんですよ
今から20年くらい前に。
そう、もう全然流行る前。学生時代。
フルーツサンド自体は大正時代からあったという噂があるようですが
田舎にはそんな洒落た文化はなく、
確認できる限り1軒だけ、店舗前のショーケースにフルーツサンドを飾っているお店がありました。
そしてサンドイッチといえばしょっぱいものであるという情報しか知らない田舎の学生だった私とクラスメイトにとって、フルーツサンドはキワモノであり
「サンドイッチに苺入ってる、ヤバい」と、ネタのように扱っておりました。
学生時代のネタらしく、ある日それを食べようという流れになったんですが
これがネタとして申し分ない不味さだったんですよ。
もう本当に不味くて、「やっぱりキワモノだった!」となったんですよね。

あれから20年、今、私の目の前にフルーツサンドの波が来ている。
「あれキワモノでしょ」とか言ったら怒られるような波が。

「見た目重視で味は二の次なのでは?」という気持ち半分
「20年前のは店が悪かった、流行になると味も向上するはず」という気持ち半分
迷ったときはどうするか。そりゃもう食べるしかないでしょう。
今こそ!フルーツサンドの認識を上書きする時なのだ!

というわけで、買ってきました。フルーツサンド。
サンドイッチ業界の雄、メルヘンさんと
フルーツの老舗、千疋屋さんでございます。

この2社が私に合わなければ私はフルーツサンドを諦める。

ということで、まずは千疋屋さんから。
味は当たり前ですが20年前の悪夢と比較して、とても美味しいです。
やわらかいパン、なめらかな生クリーム、薄切りのフルーツ
ワンハンドで掴めて大口を開けなくても口に入る嵩、噛んだ時に具がはみ出さないクリームとフルーツの構成、これぞ実に高級サンドイッチのふるまいだなって思います。
パンの塩気はそこまで感じず、というか、パンが溶けて入りますねこれは。
生クリームは甘さ控えめで、フルーツの甘さをこれでもかと堪能できます。
そしてキウイフルーツ部分がとっっても美味しい。
キウイのフルーツサンド…いちごよりずっと好きだわ。

お次はメルヘンさんのものも。
これもねえ、凄く美味しい。
千疋屋と比べるとクリームは少し甘めで、そのためかパンの塩気が感じられる味になってます。
こちらはいちご、キウイ、黄桃の組み合わせで
キウイやっぱり美味しい。と、思ったら
黄桃も最高じゃないですか。黄桃あまーい。しあわせー

個人的には、生地も甘いケーキと違って、パンは少し塩気があって甘さが無いので
味が濃くて甘さがしっかりしているフルーツのほうが相性が良いなと感じました。
イチゴは具になっている事が多いけれど、その美味しさはケーキほど生かされていない気がします。十分美味しいけどね。
あと水分が多いとするっと入る。

なので、フルーツサンドの具にみかんが多いのも、甘くて水分多め、かつ断面が映えるという三拍子揃っているのが理由かと推測。
今のシーズンは期間限定品としてマンゴーのフルーツサンドが出てたんですが、時間を巻き戻して買いに行きたい気持ちになってます。
マンゴーは絶対合うよ。

そうかー、フルーツサンドって普通に美味しいんだな。
やっぱり20年前のは店が悪かったんだ。
でもコンビニとかで迂闊に買って食べるとまた失望しそうな気はちょっとするかもしれない。


今回のは店が良かったんだ……

0 件のコメント:

良ければクリックお願いします

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりぼっち日記へにほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ