2021年1月3日日曜日

良い作品と好きな作品の差についての持論のようなもの

火の鳥シリーズで一番好きなエピソードはなんですか。
私は太陽編です。

1000年の歳月を行き来するファンタジー的な要素、精霊と暮らす古代と近未来設定の美味しいとこ取り、半分の主人公が犬。ヒロインも半分犬。最高ですよ。

でも火の鳥シリーズで一番の「名作」は何か?という問いなら
鳳凰編としか答えようが無いです。
「名探偵ホームズ(犬のやつ)が好きなら太陽編おすすめ」くらいしか我王に勝てる要素が無いというのは解っている。
昔は自分が好きな作品=良い作品でしたけど、最近ではすっかり分離してます。
いや鳳凰編も好きな作品ですけどね。

というわけで先日のポケモン映画。
マイベストはルカリオになりましたが、色々な視点から「ベスト」があってなかなか決められなかったんですよね。
映像が良い、音楽が良い、ストーリーが良い、バトルがカッコいい、登場人物やポケモンが魅力的とか色々評価ポイントがあるんですよね。

生命を作り出す事への問いや、存在への悩みのような社会派テーマを入れてきているミュウツーはアカデミックで物語が深い。一般的にも高評価だろうな、というのがわかります。
水の都はサトシがヴィランと対決して世界を守る系の中では一番出来が良いし
新しいポケモン映画としてはみんなの物語の出来がすごく良い。群像劇なので感情移入ポイントが多くて万人受けするだろうし、それゆえか人とポケモンとの関わりが一番丁寧に描かれていて、最もポケモンと暮らしたくなる作品。
で、ルカリオは言ってしまえばポケモン版忠犬ハチ公であり、「お涙頂戴物語」なんですよね。

もし他人にポケモン映画のお勧めをするならミュウツー…いやみんなの物語か。
いやいや、そんな機会は一生来ないので考えても仕方なく、
仕事が終わった後に私が見たいのは断然ルカリオかみんなの物語のほうなんですよね。
ミュウツーは疲れている時に見るの大変そうだなって思ってしまう。
だからやっぱりルカリオが一番でいいやと。
お涙頂戴結構じゃないですか。感情をゆさぶる映画の何が悪いかと。ハチ公好きだし。

しかしこういう視点が生まれてきたのも年を取ったからというか。
あまり体力が有り余っているほうでは無かったけれど、それでも昔は「好きだけど学校が終わった後に見たくない」とは思わなかったので、若かったんだなとしみじみ思います。

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