2020年6月5日金曜日

今更「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を見る

再放送もやってるみたいだし、評判もいいようなので
つい見てしまいました。

私こういう、オムニバス形式の色が強い話好きなんですよね。
MASTERキートンとか、ブラック・ジャックとか。
それだけで面白さ2割増しくらいな気がします。
あと、不器用な主人公というのも好きなんですよね。現実世界に溶け込みきれなくて、でも誠実に生きているような人は特に。
話が進むにつれて徐々にこなれてくる様子とか見てると微笑ましいじゃないですか。
それだけで面白さ2割増しくらいな気がします。

一応あらすじを書くと、軍人としての生活しか知らないヴァイオレットが、
戦争終結のあと、他人の手紙を代筆する仕事に就くも
他人の心を汲みとれずに色々奮闘する話。

それまで戦場しか知らず、ものごとを事実としてしか見れなかったヴァイオレットが
他人の色々な想いや感情に触れて、自分の中の言語化できない何かを認識できるようになっていくんですね。
そうすると、過去の思い出が単なる事実ではなく、色々な意味を持って見えてくるようになる。

でもこれは嬉しいことばかりではないんですよね。
そもそもこの話も別れから始まっているし
ストーリーの全体がどこどなく悲しげな気がします。

最初は見ている側のほうがたくさんのことを受け取って、微動だにしないヴァイオレットを眺めていたのに
いつの間にかヴァイオレットが感受性豊かになってるんですよね。
その過程が非常に丁寧に描かれていて、じつに良作だなと思います。
こんな風に他人と関わっていけたら素敵だよなぁと思う作品。


個人的には、シャルロッテ王女の話…に出てきたアルベルタさんが良かった。
というか、アルベルタさんを演じていた小山茉美さんがもんのすごーく良かった。
小山さんの演技を聞いていると…なんかこう、胸を掴まれたような感じが…
こ、これが愛なのですか。
いやほんと、慈愛に満ちたお声で「姫様」とか呼んでるの聞いたらそれだけで涙腺崩壊ですよ。なんでそんな優しさと厳しさ両立した演技ができるの。

20200605.jpg
劇場版、これから公開なんですよね。
見に行っちゃおうかなー、でもサーホーも見に行かないといけないし、ソニックも見に行きたいし、ドクター・ドリトルも見たいし、見たい映画いっぱいあるんですよね。

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