2020年4月27日月曜日

お勉強の向き不向きの話

私がまだ20代のころ、
うちの部署では明らかに一人の男が優遇されておりまして
彼だけ有料の研修を受けることが許可されていました。
まあその人は確かに優秀で、私もエースと呼んでおり、優遇される事に文句は無いのですが
当時の課長に「私も研修などを受けたい」と申し出たところ
「君にお金をかけても退職してパアになるかもしれないからダメ」
と、包み隠さずぶっちゃけてくれまして
これが男女差別なのか?それとも個人的ないじめなのか?
どちらにしろ格差が存在しており私は歓迎されない部類らしいぞ。と、痛感いたしました。
何度か「どうせ努力しても給料は変わらない」旨書いてますけど、こういうところが発端です。

それから10年ほど後、仕事できる風の人がやってきました。
この人には色々恨みがあるので強調しておきますが、できる「風」の人ね。
それでも上の人たちは、耳障りの良いポジティブなことを言い、顔面がある程度整っていて、声がハキハキして自信と清潔感がある人を「できる」と判断するらしく
彼も優遇されて、有料の研修を受けられる事になったみたいなんですよ。
リーマン後、かなり緊縮財政が敷かれて有料の研修なんてとんでもない!という時代に。
課長(上の課長とは違う人)に「なんであの人だけ有料研修受けられるんですか?」と愚痴ったところ
「君にお金を使っても、君が辞めちゃうかもしれないし」
と、ほぼ変わらないことを言われました。
しかし、上の出来事からこの瞬間までの10年間、状況が色々変わってまして
「有料研修を受けた人が辞めないっていう保証もないですけどね、ウフフ。」
なんてことを言う余裕すらあり
実際に仕事できる風が数年で退職したときは、実にコントのようだと楽しく眺めておりました。

なおその後、部員には等しく有料研修を受ける機会が与えられました。
手塩にかけて育てたヤツほどよく辞める
という真理に気がついてしまったのだと思います。

が、しかし!
他人からやれと言われて受ける研修って、全然頭に入ってこないのよね。
私に有料研修を受けさせなかった会社は正しかった。
なんだろう、自腹だと必死感が出るのか、気が向いた時に気の向くままに学ぶのが楽しいのか。
自分で勝手に勉強するほうが性に合ってるわ。


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