勤め先企業のブラックさを嘆くと「嫌なら辞めればいい」
と言われる様子を時々目にします。
問題は、ブラックと呼ばれる体質とか、それを強いる経営者のほうにあるのに、
それに対しての抗議を「文句」と表現し、嫌なら辞めろと言う。
こういった、相手が設定した思考の枠組みにはまる言葉を「呪いの言葉」と定義したのがこちらの本。
「解きかた」とありますが、ノウハウというより
労働、政治、ジェンダーなど、様々な局面でよく見かける実際の呪いの言葉事例集のような感じです。
この本の始まりはTwitterらしく、
今でもTwitterで#呪いの言葉の解き方 を検索すると、色々なツイートが検索できるのですが
そこはやはり玉石混合というか、広告や荒らしのようなゴミまで混じっているので
まとめたものを読みたい場合は本のほうがやっぱりいいですかね。
相手の土俵で戦ってはいけないのは当然なのですが
日常だとつい忘れてしまいがち。
さくっと読める本なので、時々でもパラパラと見返すと
そういえば最近…みたいなことに気付けるのかもしれない。
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