2019年12月25日水曜日

ザ・クラウンシーズン3が始まったのでザ・クラウンの話

Netflixのドラマ「ザ・クラウン」新シーズンが始まりました。
イギリスの女王エリザベス2世をテーマにしたドラマです。
個人的にはシーズン1の1話はよく分からず、2、3話は普通、4話から劇的に面白くなってそこから先は止まらないです。
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ストーリーは全体的に、エリザベス2世が夫婦姉妹の人間関係に振り回されたり、国の危機に直面したりしながら治世を進める話。
政治とは、国とは、みたいな視点ではなく、あくまでもいち女性であり姉であるエリザベス2世がどうしたかという話。

が、「そんなことまでドラマにしちゃって大丈夫なの?」と思うような数々のスキャンダルまでドラマ化されています。
現役の王室の現役のスキャンダル、映像化しちゃっていいんですかと見てるほうが恐ろしくなるかもしれない。
王室内の登場人物もひと癖ふた癖あって、決して良い人として描かれてるわけじゃないんですよ。

例えばエリザベスは、妹のマーガレットに嫉妬心を抱いているキャラクターになっています。
ドラマの中のエリザベスは、地味で平凡。
かたや妹のマーガレットは社交的で明るく型破り。
太陽のようなマーガレットが注目を浴びると、姉のエリザベスはいつも不安になっています。
一方のマーガレットは、いつも永遠の2番手に甘んじなければならなず、すべてにおいて姉が優先される事に傷ついています。
で、マーガレットが幸せになろうとしたところで横やりが入るの。
エリザベスにどうこうできる案件ではなく仕方ないんだけど、女王という立場から命令しなければならないの、つらい。
二人の間には確実に確執があるんだけど、家族愛も見えて、愛憎入り混じった姉妹あるあるが見えます。


シーズン1は父王崩御からマーガレット結婚騒動まで。
シーズン2はスエズ動乱からプロヒューモ事件までとなっております。
政治や国の在り方がどうのではなく、あくまでもそういう事件に対してエリザベスがその時何を思い、どう対応したのかというエリザベスのお話なので、
近代史がわかるとか、大河ドラマっぽさを期待してるとちょっと違うかと。

人間関係に重点が置かれているので、毒気のないダウントン・アビーみたいな気がしてます。
オブライエンさんは居ないけど、面白いですよ。
さあシーズン3もゆっくり見るぞ。

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