2019年8月11日日曜日

夏休みの自由研究:世界の魚醤食べ比べレポート

古代ローマ時代に作られていた魚醤「ガルム」が売ってました。
カルディで。
凄いなカルディ、何でも揃うな。

ガルムと言えばこれ、「テルマエ・ロマエ」です。
しょっつるを使った筍の煮物を食べたルシウスが、ローマ味だ!と感動するシーンがあります。
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ヤマザキマリ テルマエ・ロマエ1巻より引用
ローマ味…一体何味なんだ!?

そういえば私、しょっつる食べた事無いんですよ。
せっかくなのでこの機会に食べてみるか。
あとついでに夏休みにやる事もないので
魚醤食べ比べの会(参加者1名)をやるべく
秋田ふるさと館でしょっつるを買ってきました。
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夏休みだし魚醤を舐めようなんて、どこにそんな事を考える奴(しかもアラフォー)がいるというのか。
でも、夏休みの自由研究って好奇心を満たすためのものでしょう?
主旨はあってる。
家人がいたらバカにされたり止められたりすることもできるんです。そう、ぼっちならね。


ということで、家にあったナンプラーを加え、3種類の魚醤を食べ比べてみます。
入手可能な他の魚醤にはニョクマムもありますが、こちらはナンプラーと同一視される事も多いのでナンプラーが代表で。
ちなみにこのナンプラーもカルディ。美味しいです。


左から、ナンプラー、しょっつる、ガルムです。
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原料(商品の原材料名で記載)
ナンプラー:カタクチイワシ+塩+糖類(砂糖・果糖)
しょっつる:ハタハタ+塩+アミノ酸
ガルム:イワシ+塩+米麹

どれも魚+塩なのに、色がこんなに違う

匂い
ナンプラー:独特の発酵臭のような匂いが、タイ料理レストランの香り。
しょっつる:ナンプラーほど拡散しないものの、ちょっとした刺激臭を感じます。何の匂いだこれ?硫黄の薄いやつ?
ただ、嗅ぎに行かないとあんまり気にならないかも
ガルム:干した魚のような匂い。にぼしがこんな匂いだった気がする。


ナンプラー:糖類が加わっているだけあって、3つの中では一番深みがある味わい。塩辛さのあとに甘さを感じます。
しょっつる:塩味強め。魚醤っていうから醤油をイメージしてましたが、これは塩ダレですね。いわゆる旨塩味というやつでは?
ガルム:ほぼ醤油。これは醤油ですね。ちょっと出汁が効いてる醤油です。

ガルムが思った以上に醤油だった。
ガルムの商品説明に「バターによく合う」と書かれていたのですが、
それもそうだな、バター醤油だもん。
と思うくらい醤油でした。

でもバターに合うということなので、パスタを用意して
バター魚醤パスタを作ってみました。
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ガルムはやっぱり予想通りのバター醤油、
ナンプラーはバターなんか無視したナンプラー味。これはこれで美味しい。けどパスタよりも中華麺のほうが合いそうかな。

しょっつるは驚きの美味しさでした。
これボンゴレビアンコにしたら絶対美味しいやつ!
塩焼きそばとかでも合いそう。

しょっつる、色んなものに使えそうな気がしてきました。
一方でガルムは、醤油味なので用途に困ることは無いんだろうけど
あまりに醤油味なので、それなら醤油で良いよねって感じです。

テルマエ・ロマエでヤマザキマリ氏が、古代ローマと日本は似ているという話をしていましたが、ガルムを使った料理と和食って結構似てたのかも。

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