2019年4月25日木曜日

レシピ通りに作れば失敗しない、だが成功もしないという話

料理を作るのは好きなんですが、下手です。
前に「パティシエになりたい」という夢を持った女子高生の手作りケーキを食べた事があるのですが、
それはもう最高に美味しかったんですよ。見た目も綺麗だし。
今の私はその倍の人生を生きているのに、
一応毎日自炊しているのに、
何故こんなにも料理が下手なんだろう?
と、考えずにはいられない毎日です。

前にそのようなボヤキをしたところ、知人から
「レシピに書かれている通り、正確に計量すれば失敗するわけがない」
と一蹴されました。

確かに。
レシピ通りの手順で、分量をきっちり計量すれば、味は整う。
でもね、味だけ整っても私が考える成功ではないの。
特に焼き菓子系は、味は何とかなってても膨らまないとか陥没するとかキメが荒いとか割れるとかフルーツ沈没とかパサパサするとか生焼けとか色々あって、
考えれば考えるほど、
計量をしっかりするだけではダメだ。
と思う訳ですよ。


理由。
多くのレシピで頻出の単語
「クリーム状になるまで擦り混ぜる」
クリーム状って何だ?
ホイップクリームのクリームとクリームチーズのクリームではだいぶ違う。
ホイップだけでも7分立てとか状態は色々あるけどどの辺?

「白っぽくなるまで混ぜる」
どこからが「白っぽい」のか。つまり何色なのか?
コードで頼む。
#fffd91くらい?#f7f6b2くらい?


「もったりするまで混ぜる」
もったり!とは!!!


…と、説明がまず曖昧なのです。
でもそれも仕方ない。どのバターを使うか、どのオーブンを使うか、ディスプレイの色味はどうかは人それぞれ。レシピを書いている人には分からないのですから。
きっちり「180度で焼く」と温度を明記している場合でも、使うオーブンによっては焦げるし。


成功ゲージが見えない状態で、やりすぎでもなく、足りなくもない当たりポイントを探る作業。おお怖い。
そしてこれらを乗り越えた先には最難関「切るように混ぜる」「さっくり混ぜる」が待っている…!!


失敗したくないのではなく、成功させたいのです。
私の感覚では「失敗ではない」と「成功」の間に深い溝があり、
そこを越えるのがめちゃくちゃ難しいって気がしてます。

どうやったら料理上手になれるのやら。
同じものたくさん作って練習するしかないのでしょうけれど
ぼっちだと消費もできないので作るペースもゆっくり…

かーっ、人生コミュ力ですね、かーっ。

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