「華がある」って、一体何なんだろうな?と思っております。
将棋界だと「藤井(聡太)将棋には華がある」と言われるんですよ。
驚くような手筋が出る、駒が綺麗に使われる、見せ場がある…などなど
その道のプロだけでなく、素人が見ても分かるくらいの、でも(おそらく素人ゆえ)言語化できない惹きつける何かがそこにあるんですよね。
インド映画界最大の「華」が「JAWAN」の主演シャー・ルク・カーンだと思っております。
シャー様が登場した途端、惹きつけられるというか、映像の面白さが増す気がしてるんですよね。
これがスターか。
と、見るたびいつも思います。
そんなカリスマの、「こういうのが見たかったんだろ?」という部分がみっしり詰まっているのが「JAWAN」ではないかと。
個人的なヒットはちょっとお年を召した、ロマンスグレーシャー様ですね。
映画の中では20代、30代を演じているものが多いですが、実年齢は来年で60歳。ロマンスグレーが似合うのなんのって。
こういう年齢のシャー・ルク・カーンもいいですねーーーーーーーーーーカッコいい。
映画のほうは、カッコいいシャー・ルク・カーンを浴びるだけのものかと言うとそんな事はなく
アクションは派手だしオッサン達は渋いし
正しい事を訴えているが、やり方が良く無いものは善なのか?悪なのか?という問いかけもあり
単なるアクションだけでなく、ちょっとだけ社会派の見ごたえのある映画でした。
問いかけ部分は、日本とインドで意見分かれそうだなという気がしますが
とはいえまあ、フィクションですので
それはそれとしてスカッとするというか、むしろ現実では選べない選択肢なのでよりスカッとするのかも。
シャー様ファンはとっくに観ていると思うので
いまさら「おすすめ」とか言えないのですが
おすすめです。
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