ある日図書館に行きまして、古めの料理本をペラペラとめくっていたところ
「材料:パンチフォロン 小さじ1」って書かれているレシピがあったんですよ。
何だ?この、注釈も無く〇〇で代用可能という文字も無い、知ってて当然でしょう?みたいな風体で掲載されている謎の材料は。
チャービルとセルフィーユみたいな、知ってるけど言語が違っているアレかな?
と、思い、さっそくググってみたところ
5種類のスパイスをミックスしたインドの調味料。ベンガル地方でよく食べられるものらしい。
つまりインド版五香粉の事らしいです。
パンチ=5でしたねそういえば。そうか。
インド版五香粉と記載しましたが粉にはなっておらず
ただ5種類の香辛料を、基本的には同量ずつ混ぜるだけで完成。
材料はおおむね
クミン
ブラウンマスタードシード
フェヌグリーク
ニゲラ(カロンジ)
フェンネル
とのこと。
先日購入してきたニゲラはこのためです。
フェヌグリークも今回初めて買ってきましたよ。
各々、ちょっと食べてみる。
ニゲラはだいぶ苦いスパイスです。
山の中で食用じゃない植物を口にしたときの味っていうか…これ単品だと、なぜこんなに苦いスパイスを食用にしようと思ったんだろう?と思うような、なんとも言えない苦みがありますね。
フェヌグリークはとても固い。
あまり香りもしないし、味もほぼないような…ちょっとだけ苦いかな?加熱すると甘い香りが出るようなので、調理後の風味を楽しみにしています。
これ以外に、カレー風味でおなじみのクミン、ご存知マスタード、そして爽やかなフェンネル
それらを同量合わせて作ったパンチフォロンがこちら
最も基本的なレシピはジャガイモの炒め物らしいので、作ってみたのがこちら。
クミンの風味に、フェンネルの爽やかさと風味が良いアクセントとなっており、いわゆるカレー味とは少し違った香りと味わい。
ニゲラの苦みはそこまで感じず、もしかしてこれがフェヌグリークの甘さ?と思われる香ばしい香りもしますね。
これは複雑、そして美味しい。
フェンネルの爽やかさのお陰で魚料理とも合いそうですね。鮭でも良いかも。
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