日本科学未来館で開催されている「パリ・ノートルダム大聖堂展 タブレットを手に巡る時空の旅」を見に行ってきました。
タイトルの通り、会場にある謎の画像をタブレットで読み込むとコンテンツが表示される、一風変わった展示になっておりました。
2019年、火災に見舞われ、2024年12月8日から一般公開が再開されるノートルダム大聖堂
その成り立ちと火災〜復旧までをまとめた展示になります。
個人的にはだいぶ面白かったですね。
QRコード的なものを貼るだけで良いので展示スペースが小さくても充実したコンテンツが提供され、結構情報みっしりだったので見ごたえがありました。
タブレットは持ち運び自由なので座りながらコンテンツを見れるのもかなり良かったですね。
ほとんどがデジタルコンテンツなので、現物が見たい方には物足りないかもしれませんが
今回のノートルダムのように、現物を持ってこれない場合などはむしろこのほうが良さげかと。建物系とは相性良さそうです。
あとジャイロはOFFにできる方が良かった
ヨーロッパの建物は石造りなのに火事になるんだ?
と、思うこともありますが、2019年の火災で消失したのはだいたい屋根の部分で、屋根はほぼ木造だったようです。
火の手は強かったようですが、ノートルダムの聖遺物「いばらの冠」は無事…というか、消防隊員によって保護されていたようです。
他にもお宝が色々と運び出されていた模様。
あの火災の時に宝を保護してますって報道ありましたっけ?
宝のために消防隊員が犠牲になっていたらどうなっていたんでしょうね?
私の脳内では悪い大司教が生成されて
悪い大司教「あの宝は消防隊員の命何人分よりも重要なんだぞ!」
とか、言ってそうだなーなんて思うわけです。
あっ、これはアニメとか小説の見過ぎによる妄想ですよくれぐれも。
既に「この時保護したいばらの冠は実はレプリカだった!?」という映画が作成されているとか。
アマプラで見れるようなので後で見てみようと思います。
なお陰謀論的な話ではなく、一般展示されているレプリカと本物の2種類あるだけの模様。
ノートルダム大聖堂は1163年着工、1225年完成と歴史が長く、当時としては最大のスケールの建物だったようです。
建物が大きくなるとどうやって重量を支えるかなどの問題も出てきますが、「明るい教会にしたいから窓をつけて」というオーダーにも応えている素晴らしい設計だったようです。
今回の復旧も12世紀当時の工事方法を再現する方向性らしく、現代においても代案を出す必要がないほどよくできた設計だとか。
私、ヨーロッパの建物の屋根部分が大好きで。
建築用語でリブ・ヴォールトと言うのですが、ヨーロッパの教会に行ったら、教会の天井だけを集めた写真集があったんですよ。
そんなマニアックな写真集ある!?
まあリブ・ヴォールトファンが多いのかーと思ってパラパラとめくってみたところ、本当に延々天井の写真が並んでおり、リブ・ヴォールトが好きだったはずの私もお腹いっぱいになりました。
きっと12世紀にも居たんだろうな、強火のリブ・ヴォールトファンが。そういう人が作ったのかもしれない。ノートルダムを。
なお、同様のシリーズに「教会の時計」がありました。
とりとめのない感じですが、そのような事を色々考えて帰ってきました。
同様のシリーズでテノチティトランツアーとかやってくれないかな。
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