2022年2月5日土曜日

2回の公開延期を経て、映画「鹿の王」を見たけど良かった

良かった。


正直ダメだろうなって思ってたんですよ。
だって原作はハードカバー2冊分ですよ。それを114分の映像にするなんて無理の極みでしょう。
タイトルにも「ユナと約束の旅」とかいう余分なもの付けちゃって、本職の声優さんも使ってないしこれはヤバいやつ!って思ってたんですけど
すみませんすごく良かった。

ただ、原作未読の人でも大丈夫かどうかはちょっとわからない。
映画.comやYahooのレビューを見た限りだと原作未読勢のレビューは酷いのでダメなのかもしれない。

あと114分にするために色々なものが削ぎ落とされたり改変されてました。
原作では生死感や、病や医療が人とどのように関わるかみたいな話がありましたが、映画ではさすがにそのあたりは削ぎ落とされており
黒狼熱を利用して反乱を起こすアカファに巻き込まれた人々みたいな視点のみでした。
シンプルで良かったですけどね。

原作とはヴィランもやや違うし、鹿の王と対比して犬の王という新たな概念も登場するし、何よりもサエが激変してましてね。
このサエの変わりっぷりは賛否ありそうな気はしますが、東乎瑠vsアカファから始まる物語と、物語の結末の象徴がこの改変されたサエでして
良い改変…とは違いますが、この映画にはこのサエだなと。
そのせいか心情が動くので若干つかみにくいキャラでもある。もう1回見直したいですね。

もう一度映画館に行くかどうかは不明ですが、配信に入ったら確実に見返すと思います。
あと「獣の奏者」読み返したくなった。上橋作品では一番好きです。

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