2019年8月4日日曜日

14歳の少年、村の図書館で見た本から風力発電を作成 「風をつかまえた少年」感想

映画「風をつかまえた少年」見てきました。
チート能力ライトノベルみたいなあらすじだけど実話で、
アフリカのマラウイで、廃材から風力発電機を作ったウィリアム・カムクワンバを映画化したもの。
20190804.jpg
14歳が試行錯誤して凄いことを成し遂げるとあって、
わりとポップなイメージかと思いきや
案外暗い内容でした。

というのも、映画の舞台となっている2001年は、マラウイを大飢饉が襲った年なのです。
食べ物がなく、人々が食べ物を求めて殺伐とした空気になっているし
カムクワンバ家は農家なので、収入が絶たれたという事でもあり
それにより学費が払えなくなって学校を退学になり

結構な八方塞がりの状態。


映画の中では環境が大きな敵ではありますが、
保守的な父もなかなかの難敵になってきます。

映画を見ている人は結果を知っているわけですが、
もし何も知らず、食べ物と貯金が尽きている中、
学校に通うことができなかった息子から
電気作るからあなたの持っているものを差し出せと言われたら
果たして渡せるだろうか?
設備もないのに。

無理だと考えるのが普通だと思います。


映画を見ると父が保守的で分からず屋に見えますが、
この父は冷静な判断をしています。

誰だって廃材から風力発電機を作れるなんて思わないでしょう。
しかも14歳が。
でもやっちゃうんだよねー
最後に希望が見える映画でした。
こういうのすごく好き。


なお、ご本人のTEDで映画に近いことを言っています、興味深いのでこちらもおすすめ




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