チート能力ライトノベルみたいなあらすじだけど実話で、
アフリカのマラウイで、廃材から風力発電機を作ったウィリアム・カムクワンバを映画化したもの。
14歳が試行錯誤して凄いことを成し遂げるとあって、
わりとポップなイメージかと思いきや
案外暗い内容でした。
というのも、映画の舞台となっている2001年は、マラウイを大飢饉が襲った年なのです。
食べ物がなく、人々が食べ物を求めて殺伐とした空気になっているし
カムクワンバ家は農家なので、収入が絶たれたという事でもあり
それにより学費が払えなくなって学校を退学になり
結構な八方塞がりの状態。
映画の中では環境が大きな敵ではありますが、
保守的な父もなかなかの難敵になってきます。
映画を見ている人は結果を知っているわけですが、
もし何も知らず、食べ物と貯金が尽きている中、
学校に通うことができなかった息子から
電気作るからあなたの持っているものを差し出せと言われたら
果たして渡せるだろうか?
設備もないのに。
無理だと考えるのが普通だと思います。
映画を見ると父が保守的で分からず屋に見えますが、
この父は冷静な判断をしています。
誰だって廃材から風力発電機を作れるなんて思わないでしょう。
しかも14歳が。
でもやっちゃうんだよねー
最後に希望が見える映画でした。
こういうのすごく好き。
なお、ご本人のTEDで映画に近いことを言っています、興味深いのでこちらもおすすめ
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