2025年8月30日土曜日

映画『8番出口』を観てきた

ほぼインド映画しか観ない私がまさかの邦画。
邦画を観るなら先に大ヒット『国宝』のほうが、話題の映画を順当に観た感じで良いのでは?などと思いながらも何故か『8番出口』を観てきました。

個人的には結構好きでした。
あのストーリーの無いゲームがこんなテーマ性のある映画になるなんて…!

結構流行したので原作ゲームについての説明は不要かと思いますが
映画のほうも、ルール説明はあるものの、そもそも何故そんなルールが存在しているのか?といった話は一切無いので
もし存じ上げない場合は、鑑賞前に実況プレイとか見ておくと理解が早い気がしました。別にネタバレにもなりませんし。
ちなみにゲームのほうにも世界観の説明は無く、「そういうゲームだから」なのですが、事前情報があると突飛さは薄れる気がします。

世界観の説明は無いものの、主人公の迷いについては映画内できっちり説明があり
遭遇する異変の一部が主人公の迷いとリンクしている描写は非常に上手いなと思いました。
8番出口の異変は、通過者の内面を表しているのか…?と理解しかけたところに、まさかの視点変更。
そっち視点もあるの?と、一番テンション上がったところかもしれません。

そして二宮和也氏の演技が上手いのね。
喘息の呼吸とかリアリティあるし、電話の対応も、明確な回答をしていないのになんと答えるのかはわかるし、
それだけに、邦画でよく見かける、絶望とか悲しみとか表現するのに過剰に転げ回ったり叫んだりする演出、そろそろやめてくれないかなーと思いました。
他の演技は素晴らしいのに、そこだけリアクションがバラエティ番組のノリなんですよね。

…まあ今回は、吸入器を捨てるために横転する必要があったから…と、納得することに。
世界観以外にも説明されない不思議現象はあるので、その説明の無さが気になる人は気になるだろうなーと思いますが
私は結構気に入りましたし、配信が始まったらもう1回見て伏線回収チェックとかしたいくらいですね。
最近の邦画、クオリティ高いのかも…と、考えを改めました。

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